一昨年より、地球環境基金の応援で、菜の花ネットワークとSD(サスティナブル・デザイン)委員会をもち、菜の花プロジェクトの経済性の立証や、様々な課題の克服に取り組んできました。
委員長は、立命館大学の和田武先生で、副委員長には環境生協の理事長藤井絢子さんと私、海東が。 さて、合併してどのように取り組みを継承するかが今日の課題でした。農業の面では、10aあたり250kgはとれるようにしたい。遺伝子組み換えでない、健全な菜種油を給食で使い、子どもたちにも関心を持ってほしい。廃食油の回収システムを新市全域でどのように実行するか。 もともと、ディーゼルエンジンは、ピーナッツ油で開発されたといいます。植物性の軽油代替燃料BDFは、カーボンニュートラルといわれ、二酸化炭素も成長過程で給してきたものなので、まさにCO2を増やすことがない。石原東京都知事がペットボトルの黒鉛を振っていたことで、ディーゼルは環境に悪いと思わされています。改めて、ドイツなどの政策にも習い、減反政策などとあわせて、エネルギー作物や資源作物としても考えていくことが期待されています。 エネルギー自給率6%。私たちに何ができるでしょうか。田んぼは油田です。菜の花だけでなく、ひまわりなどでも油が取れます。廃食油も埋蔵量という表現を用いてもいいような。 環の郷プロジェクトの最も循環が見えやすいのが菜の花のサイクルではないでしょうか。高島市内の保育園の送迎バスや給食配送者、ごみ回収のパッカー車もBDFで動いています。禁止や排除でない共感を呼ぶ活動は、全国に広がり、現在143のそれぞれの地域ならではの菜の花プロジェクトの取り組みが展開されています。 第1回全国菜の花サミットは2001年に高島市新旭町で開かれました。先進地の愛東町に敬意を表しつつ高島市も、ひとつの灯台の役割を果たしたい。市民の皆さんのご参加が必要です。
by hi-kaito
| 2005-06-09 23:10
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