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深夜の抵抗

 昨夜11時半、私の元にアークエンジェルズ(AA)が数十頭の犬を運び込むという知らせが入り、すぐに現地の酒波に直行しました。深夜にもかかわらず100人を越える地元の皆さんがその暴挙を阻止しようと看板を掲げ集まっておられました。昨夜は星がこんなにきれいなのかと思うほど空が澄み、この秋一番の冷え込む夜となったのでした。
 6日になった深夜12時半、林代表ともう一人の運転する2台のワゴン車が酒波の入り口に迫り来て、地元の皆さんの人垣でそれは停車しました。車から降りることも無く、「話し合おう」という区長の呼びかけも無視して、ヘッドライトを点けエンジンをかけたまま対峙する格好となりました。市民は「帰れ!」と連呼して取り囲むように引き換えさせようと必死でした。

 間もなく道路の通行を妨げているということで警察が到着。林代表と弁護士の強い要請でか道に立ちはだかる市民を排除するという警告も発せられましたが、深夜の通行が殆ど無い集落内の道ということでか、警察の強制排除は発動されませんでした。しかし、何の歩みよりも無いままにらみ合いが続き、座り込む市民と警察のせめぎあいというような局面もありましたが、このブログに寄せていただいた激励のメッセージを一遍ずつ紹介し、励まされ拍手を贈りながら朝を迎えました。寒い寒い夜に道路に座る地区の方々には、全国から寄せられた励ましや、AAが広島や大阪でどんなに理不尽な行為をしているかとの告発もあり、意を強くすることができました。本当に有難うございます。感謝しています。

 また、鹿など有害鳥獣で駆除していることへのご批判を承りました。来てくださるなら、鹿による山林の危機的な様子や市民の苦悩、そして県の指導による個体数調整の範囲の3分の1しか実行していない実体をご案内ご説明させていただきます。喜んで動物の命を奪っている訳ではありません。どんな思いなのかもお話いたします。その上で協力できることを見つけませんか。
by hi-kaito | 2007-10-06 20:47
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