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未来へ誇れる環境保全条例 可決

 本日、定例議会最終日の審議において、「未来へ誇れる環境保全条例」が修正可決されました。修正部分は、市外にも知らせることの追加や、市民により分かりやすく正確な表現への書き換えで、議員さんが条例案を読み込み、慎重審議された成果と受け止めています。なお議会の責務を大いに発揮されたことに敬意を表します。

 この条例は、平成17年6月以降、30人の委員さんが35回も会議を重ね、環境基本計画
、環境基本条例と原案を作るところまで関わっていただいたことが特筆すべき自治上の実績であり、それを引き継ぎ、職員も総力を挙げて罰則の行使も含む保全条例を創り上げてまいりました。市民の力、市役所の力、議会の力が夫々に発揮され、高次の協働が出来たことは、合併した高島市にとって大変意義深く、誇らしいことです。

 犬の多頭飼育に関する制限に関心が持たれ、テレビの取材もありましたが、基本的には、隣人の生活を侵害しない、環境を汚染しないという当たり前の行為がなされない時に、市が勧告や改善命令を出せ、従わないときは、2万円から100万円の範囲で罰金を課すことができるというものです。

 本来は、世間や他人に迷惑をかける行為は「憚る心」によって遠慮されてきたものです。残念ながら、罰金まで盛り込み迷惑行為を予防する時代になりました。このことについては、検察庁などと協議もし、手続きを踏んで今日に至っています。

 市民の皆さんにきちんと広報するとともに、市民委員会の皆さんには報告の場をもち、感謝を申し上げたいと考えています。市・学校の責務、市民の責務、事業者の責務を果たし、条例の実効性を発揮して、未来に誇れる高島の環境保全に努めましょう。

 
by hi-kaito | 2007-06-26 20:36
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