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プランB

 今日は早朝から、分水嶺高島トレイルの整備に今津の山上会はじめ地元の関係者、そして自衛隊今津駐屯地の皆様にも応援頂き、市役所の職員も多数出役して、道標の設置やコース整備をすることができました。遭難の第1原因は「道迷い」とのことです。安全にトレッキングを楽しんでいただくために、継続的な保守が必要です。約20kgもある支柱を担いで山に登ってくださったのです。心から感謝を申しあげます。

 さて、午前中は三役会と部長・支所長による政策調整会議でした。ちょっと早弁をし、午後は、京都大学で行われたレスター・R・ブラウン氏(米国アースポリシー研究所所長)の特別講演会とパネル討論を聴講に参りました。 気候の変動が顕在化し、誰もがそれを認識しながら生活を変えようとしていません。「立ち上がるにも、もうそう時がない」と緊迫感が会場に漲ります。

 「昨日の続きは今日、今日の続きは明日」という様に20世紀の延長で社会経済を運営していくなら、(プランA)、環境の悪化により、世界経済は衰退し、ついには崩壊するだろう。経済発展を維持するには「プランB]という新しい道を歩むしかない。(著書「プランB2.0」の冒頭)

 植物性のエタノールが注目され、自動車の燃料にするために、食料資源が高騰し始めている。油価の上昇で、そのほうが儲かる農産物の自動車燃料化によって価格は上昇し、8億人の車社会と20億人の貧しい人々の食料不足社会で奪い合いになっている話は、人類の自滅を思わせます。

 アメリカでも400の州や自治体が京都議定書の批准を目指していると紹介された。高島市も知らん顔をする訳にはいかない。ローカルアジェンダ作り(CO2削減計画)に遅ればせながら着手を決意しました。
by hi-kaito | 2007-05-22 20:43
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