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人権懇話会答申

 昨年の11月8日に始まり、大雪にも負けず、酷暑にもくじけず8回の懇話会での議論と、遠いときはジュネーブまで何度もファックスの遣り取り等も重ねてくださり、本日11月7日、高島市の人権施策に関する答申を頂きました。

 安藤仁介先生は、同志社大学の教授をされながら、国際人権委員会の委員としても大変お忙しいなかを高島市の人権施策懇話会の座長を務めてくださいました。岡田先生、桐野先生も福祉や高齢化問題、子どもや女性政策などそれぞれの分野で現場の気持ちや実態を 大切にした答申に徹してくださり、官僚が書いた答申でなく、魂を込めたものだと力説してお渡しくださいました。委員の口からは、この1年本当に勉強になったという発言が多くありました。

 高齢化率25,6%と少子化と高齢化の進む高島市が、日本の未来を先取りしているとの観点から、介護者の人権というこれまで触れられなかった立場にも言及してくださり、また、虐待死があったことを厳しく受け止め、自治体の責任のあり方を強く指摘してくださっています。
 DVでは、全国平均20%、高島市のアンケートでは19.8%の既婚女性が何らかの被害経験があるとの調査結果には正直驚きました。

 「不断の働きかけによって、人権は守られる」と仰り、これからの行政施策に反省させていく責任があります。市民の皆さんにもなるべく早くお知らせしようと思います。また、この答申を全国に確り紹介し、是非参考にしてもらってほしいとの発言もありました。魂を込めて高島の人権政策の心柱を立ててくださった皆さん。活かすことで大切にします。有難うございました。
by hi-kaito | 2006-11-08 00:45
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