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ミッション

 最後の使命に、バイエルン州の環境省と日本総領事館に滋賀県とバイエルン州の経済交流ならびにキーム湖と高島市の交流についての理解と支援を求めることがありました。そもそも滋賀県とバイエルン州の経済ミッションのなかから、キーム湖と高島市の交流が発案された経緯があり、日程調整に手間取った以外は、和やかに意見交換できました。

 ミュンヘンの日本総領事館では、丸山総領事と面談でき、高島市の紹介と今回のキーム湖での内容を報告しました。「一気に経済交流に繋がらなくとも着実に信頼関係を結んでいくことで成果が現れるのではないか」とご助言を頂きました。聞くところによると、長浜市とアウグスブルグの交流は、ヤンマーディーゼルのご縁もあり、市民交流が四半世紀続いており、市民の中に根付いたものになっているそうです。お手本にすべき交流が琵琶湖の対岸にありました。

 夜はホーフブロイハウスでバイエルン州次官と環境省のドクター・エッカート氏と懇談の場が設けられ、お話を伺いながらご自慢のビールとソーセージを頂きました。この施設は州の経営で、民間に渡すことも考えたが止まったとのこと。馬で直接入れるほど大きいビアホールは、3階建てで、観光客と地元のお客さんが民族音楽やジプシーの音楽にのって大いに賑わっていました。

 環境省のドクターがバイエルン側の縁結びの神様であることも分かり、豪胆で人間味溢れるバイエルン気質にも触れることができました。キームゼーでも、もっとこっちも緊張感を解ければよかったと気づきました。ドクター・エッカート氏も環境ビジネスメッセで来県され、高島にもお出でいただくとのこと。今度は、雄弁なバイエルンの皆さんに、琵琶湖のこと高島のことをしっかり聞いて頂こうと思います。
by hi-kaito | 2006-10-16 14:40
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