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ドイツ人は魚も食べる

 キーム湖で2番目に訪れたのは船で10分ほどの修道院の島でした。今尚地元の人に敬愛され1200年の歴史を刻み続けている聖ニコラス・チャペルの清らかな空間に入れて頂きました。島に車がないため時間が大切にされているような心持ちになります。また、観光客のマナーもよく、ゴミがないだけでなく携帯などの電子音も一切ありませんでした。

 また、キーム湖で17人居られる専業漁師の代表的な方にお話を聞き、日本の乱買への苦言も聞きながら、環境と息を合わせて生きる生業の素晴らしさにここでも触れました。
 40mm四方の網目で幼魚を保護し、違反すると2ヶ月業務停止になるのだとか。ヨシやマコモなどの植物も類似しているようで、マガモが沢山遊んでいて、一般人も釣りをするにはライセンスが要り、講習を受けるのだそうです。規制前の教育でしょうか。ここには外来魚の問題はまだないとのこと。一人の年間水揚げは7~10tですが、十分な暮らしがしていけるそうです。

 お昼は湖で獲れた魚の料理を頂きました。リムスティングの市長は魚をバターで焼きタルタルソースで食べる料理で、私は元気な島の市長の勧めに応じ、琵琶湖のハスみたいな魚を茹で溶かしバターで食べる料理を頂きました。(次は別のメニューも試したいです)。
 夜も魚のカルパッチョと鹿肉で食事をしました。民族衣装の市長や議員がとても気遣ってくださいました。

 最近健康を考えて週に一度は魚を食べようとの呼びかけがあるそうで、ソーセージや肉などの高カロリー食を愛しつつも健康を考えるようになってきたのだと通訳さんが解説。
確かに大変立派な体格の方がおおく、晩年に腰の蝶番の骨の移植手術をする方が多いとか。
 食への関心は同じなんだなあと思いながら、ドイツの人はソーセージばかり食べると思っていた私は、まるでフジヤマ・ゲイシャ・スシ・テンプラ並みだったことを反省しました。
by hi-kaito | 2006-10-16 12:46
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