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冬から春へ!

 明日から、滋賀県市長会の研修で鹿児島に参ります。予算の査定も一通り話し合いました。2年目になり、2度目の予算編成では、旧6町村の政策や考え方の違いから補助金の出し方などに結構違いがあることが見えてきました。昨年は、旧町村がそれぞれの流儀のままで予算化していたのです。 

 市が補助金を支出して公的な仕事を担っていただいている分野にも、国県の補助金や交付税の削減で一定の予算削減をお願いしています。もう少し積極的な表現をすれば、子どもたちに借金とゴミばかりを残さないように、事業仕分けをし、本気で体質改善に踏み込もうとしている故です。

 厳しさ、試練の向こうに希望を見出し、分かりやすい言葉でビジョンを示すのが私の役割でもあります。高島市内のつながりを再生し、本当の豊かさに自信がもてるようにしていきたい。世界の殆どの国が、私たちよりも所得が少ないながらも、おおらかに楽しく、助け合って暮らしていますし、住居や食料の不安を持ちながらも、未来に対して肯定的で意欲的です。心のポジションでしょうか。

 あることで、タイタニック号の映画を思い出しました。沈もうとする船で、それぞれの役割を最後まで果たそうとする船員と、我先に逃げ出す船員。私たちの地球も悲鳴をあげていますが、身の回りの組織でも踏ん張る局面にさしかかっているものがあります。

 私たちは、決して解決できない試練を課せられているのではありません。しかし浮かび上がるには、気づけ、変われとのメッセージを理解し奮起することです。誰かのせいにしている限り、問題の本質が見えてこないのは、何事も一緒です。愚痴より改善。批判より協働が必要なときのように思います。

 ザゼンソウが開花し、ふきのとうが顔をだしたとの報道が。近畿に春を告げる高島発のニュースです。春の足音が聞こえてきます。今夜は、ちょっと意味深でした。
by hi-kaito | 2006-02-07 22:44
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