昨日の20日、上越市の雪だるま財団のスノーマン伊藤親臣さんをお迎えし、やっかい物の雪を活かす”利雪・親雪”の実践事例をご講演願いました。雪室の理論的な整理とコーディネーターは地域再生マネージャーでお世話になっている嘉田良平先生でした。
野菜や果物、そして味噌やお酒などを雪中貯蔵しておくと、アミノ酸値があがり美味しくなることや、鮮度を保てること、苗を雪室で出荷時期を調整し端境期を狙って栽培することなど、近畿の豪雪地帯である高島市の有るもの活かしの一環で「雪の力」を活かす「雪室」(ゆきむろ)の実証実験を考えています。 かつての安塚町(合併で上越市に)は、学校施設などの冷房などにも応用されています。単純な、雪を夏まで残し、イベントに活かすなどは朝飯前で、山済みした雪に すりぬかやバークなどの層を15cm~30cm覆い、断熱シートで雨、風、日光を遮断すると8割近くが夏まで残るとか。 雪とお湯の温度差で電気を起こしたり、タービンを回したりと興味深い実験も楽しく、地域の農産物の付加価値化に貢献できることを期待しています。かつて高島にも雪室があったと伝承されており、嘉田先生提唱の「近畿初の平成の雪室」を一緒に実現したいです。高島町は雪が少ないので野菜などがあり、マキノや朽木で貯蔵すればまさに合併効果?。 約30人の参加者も戸惑いながらも可能性に興味を示され、雪で閉村するビラデストも、雪を活かすことをもっと楽しく考えたいねと話が膨らみました。雪のギフトに女性は「私も思っていたの」とお目目ランランでした。実践してナンボ。いざ、実証実験へ。21日は、候補地探しです。
by hi-kaito
| 2006-01-21 20:38
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