今津町で頑張ってこられた「葦海太鼓」が10周年を迎えられ、4日の午後、祝賀の式典に参列いたしました。現在は女性15名の太鼓集団で、勇壮な太鼓を披露してくださり、10年間のエピソードの紹介もあり、関係者それぞれの苦労や思い出が本物ですから、とても素敵な会になりました。
「本物は続く、続くと本物になる」との言葉をお祝いのメッセージで贈りました。「致知」という本で知った教えです。武道では、1000日の稽古・3年をひと区切りでみることがありますが、10年間続けてこられたことは偉大なことで、仕合せを織り成してこられたのだと実感しました。 その後、「演劇集団つばめ」が全国青年大会で最優勝に輝き、報告・祝賀会に参加しました。 6人の若者が、「プラットホーム」という名のストーリーを書き上げ、踊り、演じ、舞台を創り上げました。ビデオで全国大会での発表の紹介がありましたが、嬉しい驚きでした。 2年間最優秀賞の該当がなかったなか、「これほどの完成度の作品は久しぶり」「ここ10年を振り返っても、特に素晴らしい」と審査員に絶賛されたそうですが、納得です。 3年前に「劇団しんあさひ」で仲間が集まらなくて、もがいていた日々を知っています。一つ一つの舞台を創るなかで、仲間と結び合い、演劇の力もつけて成長してきたのだと感動しました。 静かでありながら揺らぐことのなかった信念と熱心さに最大の拍手を贈ります。 劇場などを運営し、音楽や演劇などの作品を買って上演することで文化事業行政だと思いがちですが、それは一面でしかない。地域の文化力は、産み出す力なのだと教えられました。成る程、先の美術展もそのとおりですね。
by hi-kaito
| 2005-12-05 19:51
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