前志木市長の穂坂氏は、人口67,000人(高島市56,000人)一般会計170億円(高:268億円)財政力指数0.84(高:0.34)面積9km2(高:511km2)の自治体で、職員数の削減をパートナー制度で推進したり、市民に直接情報発信することや予算書を市民化する話で、税金を大事に使うように渾身の力を込めて取り組まれた改革当事者の話でした。
高島市と志木市を比べると、人口は1万1千人少なく、財政力は0.5ポイント低い状況で、予算は100億多いのです。面籍50倍を勘案しても、絶対スリム化が必要です。子どもや孫のクレジットカードを使うようなことをして、今までどおり全てのサービスを維持することはもうすべきでありません。国や県からの交付金や補助金が減り、納税人口の減とケアを必要とする人口の増は掛け算になって迫ってきます。何とかして、負債を減らす方向にまで持って行くことが責務です。そのためには、収入を増やすことと支出を減らすことなのです。 福岡政行先生を交えたパネルディスカッションでは、人員・人件費の削減に時間の多くが割かれました。机上でない生の現場にあってどうするか。「改革はわが身から」を心に刻みつつ、400億もの年間予算の運営の中で、出来ることがいっぱいあるはずとも考えます。職員とも懸命に考えていきます。事業の絶対量の削減が必要です。「負担が上がるならこれを削減せよ。これは要らん、ここが効率化できる。でもこれだけは守れ」などの声が市民の皆さんから上がってくることも期待します。 明日から「事業仕分け」です。NPO法人構想日本のノウハウで、1052項目の事業のうち1500万円以上の約119項目を事業の目的の確認や要不要、実施主体の妥当性(国の仕事、県の仕事、市の仕事、民間委託、指定管理)などを検討分類し、高島市の予算執行を点検します。場所は地場産センター(JR新旭駅前)で午前9時から。傍聴できます。
by hi-kaito
| 2005-11-23 23:08
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