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地元学礼賛

 かつて、地域は動詞を積み上げる暮らしであった。(耕す、植える、収穫する、交換する・・・)現代は、名詞(商品)を買う暮らし。これがが豊かだと洗脳されている。本当の豊かさとは、何であろうか。作る知恵や技術を持っていること?

 仙台から結城登美雄さん。水俣から吉本哲朗さん。精華大学の嘉田由紀子さんを迎え、高島を元気にするツボを話して頂きました。

 「理屈で語るなかれ、やっていることで語るべし」総合計画を作っていくプロセスにある私たちに示唆にとんだ話が展開されました。

 ある90歳のお婆さんは、コンビにもスーパーもない暮らしの中で、毎日3食を365日のうち350日くらいは作り続けてきた。3食*350日/年*70年*500円(1食を仮に換算すると)このお婆さんは、1億を越える価値を創造してきた。これぞ、地域のインフラではないか。

 いろいろな話を、200人を越える人が聞きました。お昼休みに突入しても懸命に聞く姿勢を持ち続けた姿に、高島市職員の真面目さ、素直さも感じました。

 地域とは、持ち寄る力? 私は何を持ち寄れる? 楽しみは、これからです。
by hi-kaito | 2005-08-04 23:25
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