黎明の集い

「黎明の集い」と銘うって、朽木中学校の学校林において、杉の大木の伐採式です。約90年育てられた樹(直径約60cm)のいのちを今度は材となって、100年以上のいのちを宿す体育館に生まれ変わってもらう感謝と祈願の儀式です。

 感謝の言葉、これまでの歴史、地元の木で体育館を建てようと取り組んでいただいている委員会の報告、コカリナによる聖なる演奏、そして、のこぎり入れ式に続いて林業家によって見事に伐採されました。倒れた木は、皮むきをされます。樹皮の下に木のバールを差し込んでしごくと見事に剥けて生きます。

 今まで生きていた木は、しっとりとぬれています。鯨の解体に群がる人のような様子でしたが、ヘルメットをかぶった中学生等の顔に、この式の意義が感じ取れました。これから1800本の伐採、皮むき、葉枯らし作業です。壮大な夢のプロジェクトの始まりです。再来年には、錦帯橋のような木構造で屋根を支える学校体育館が、多くの市民の参加で建設される予定です。
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# by hi-kaito | 2008-08-21 14:56

鮎釣りの聖地 安曇川

 8月17日は、早朝から鮎釣りの大会の開会式に出席し、当地安曇川が日本の中でも鮎釣りの聖地といわれ、魚影が濃く、素晴らしい環境が保たれいるということを知りました。特に広瀬の周辺が大会の舞台となり、友釣りの長い竿をもった下半身ウェットスーツの約50人の名人達が腕を競いに集まってこられたのです。

 この大会は、村田満名人を記念した第1回満カップとして始まりました。、地元漁協との善き関係をのもと、末永く開催されていくことを願います。昼ごろには、1000尾以上釣り上げられ、鮎は、子ども達に振舞われたり、福祉施設にプレゼントされました。 鮎のいる川には、豊かな森がある。正にそのことの証のような出来事が上流の朽木で行われました。

 ちょうどこの近くで、像の足跡の化石も出ていますし、地元の魅力をまだまだ知らないということを知ったイベントでした。関係者の皆様有り難うございました。
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# by hi-kaito | 2008-08-21 14:51

不安から納得へ

8月4日から12日まで、近畿市町村共済組合の派遣で、スウェーデン、フィンランド、ノルウェーを訪問してきました。高齢化社会を高負担高福祉の税方式で支え、安心して生きている姿があり、所得税30~50%、消費税25%食料品12.5%などと驚くほどですが国民の75%は納得なのだそうです。ちなみに3国とも石油は260円ほどで、自動車は日本のほぼ1.5~2倍。物価は何れも高いので、物を大事にする姿が随所にみられます。教科書も複数年使用です。

 しかし学校教育は留学生も含め無料で、未成年の医療費も無料です(日本ほどすぐに診てもらえない)。医療(1万8千円)や福祉(3万6千円)などの年間負担上限額が決められており、生活の保障が底堅いことで不安感をあおられることがないのだと感じました。

 聞くと50年にわたって自分達の望む社会を創ってきた成果が今日であるということでした。
実感としては、食事もパンとハムとチーズが基本で簡素で、医療・介護施設などでも同じです。冷涼な気候は週に1~2回シャワーを浴びたら満足できる背景もあります。日本では、至れり尽くせり型サービスを求め?、費用負担も増大し、安心の支えより負担感に押しつぶされそうになっています。

 総じて、高齢化社会を、女性の社会参加によって創造的に解決してきたと感じられることや、所得などに関係なく個人をしっかり守る信念が社会を貫いていることを感じます。近年、退職年齢を延長して現役年齢を伸ばす政策に舵がとられ、年金などの積み立て分に応じて受取額が増える制度や、一部の年金額をファンドを選んで運用する制度など、主権者が果敢に決めていく自治、地方分権の姿も見聞してきました。自転車政策やバリアフリーと段差の両立などにも感心する工夫が多く見られました。日本の良さと、自治の醍醐味を痛感しています。
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# by hi-kaito | 2008-08-13 09:54

夏祭りに咲くもの

 暑い日が続きますが、それを吹き飛ばすべく夏祭りが好調です。やっさ今津では、中庄の伝統的な高島音頭と、今津の保存会の皆さんの親しみやすい高島音頭を両方踊る企画で、四苦八苦しながらも楽しく踊りの輪に入って、皆さんと一緒に踊ることが出来ました。踊りの前には、沢山の手作り灯篭が道路脇と会場に段を作って並べられ、供養の儀式もされて感謝と祈りと歓喜がここに集まるのだと思いました。

 藤樹先生の東京大会でも高島音頭を一緒に踊ったのですが、今回は、音頭の文句が藤樹先生の逸話をもとに編集された本邦初公開の高島音頭・藤樹先生バージョンで、違和感なくみんなで踊ったのでした。先日の安曇川の夏祭りでは、古賀保育園の園児の皆さんが「よえもんさん音頭」を創作・発表してくださったところです。色々な形になりながら、皆の心に宿っていくことが凄いと思います。

 2日の夜は、マキノのサマーカーニバルで、マキノ駅の突き当たりの湖のテラスからは、右に日本の快水浴場百選に選ばれ更に湖の部特選になったサニービーチが、左には、今春重要文化的景観(現在全国で7箇所)に選定された海津、西浜、知内の中でも石積みの荘厳な水辺景観が広がり、右も左も全国に誇る景色の中でみんなのカーニバルが催されているのです。素敵です。そして観光協会の合併の不安を感じさせない皆さんの協力体制が最も素晴らしいことであったと感じました。

 やや横に打ち出し、低く開いた花火がびわ湖の湖面に映る様は本当に本当に奇麗でした。
皆さんのお心と行動あればこそ。有り難うございます。
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# by hi-kaito | 2008-08-03 19:12

夢は手の届くところにある

 31日、2008年度の全国中学生競漕大会(7/27:岐阜・長良川国際レガッタコース)で、今津中学校の高橋絵里香選手が、見事シングルスカル(1,000m)で優勝し、市役所に報告に来てくれました。予選では大会新記録を樹立し、決勝では優勝にこだわる試合運びをしたとか。何とも泰然自若として、気負うところのない女子中学生です。優勝するだけの練習にこそ注目し、讃えるべきでしょうね。

 幼い頃は体が弱く、ともかくしっかり食べようと家族挙げて取り組み、ちょっと行き過ぎて大分ぽっちゃりしていたこともあったとか。ともかく、一つの道を究めていくことによって人間としても大きくせいちょうしてくれることと思います。オリンピック目指して頑張ってくださいね。

 同日夕刻からOBC高島の全国クラブ野球選手権出場を祝い、後援会の設立準備会と壮行会がありました。創部3年目での社会人3大大会の一つに出場する快挙です。この場で、高橋選手の全国制覇のホットニュースも報告しながら、さらに大きな夢を実現するために頑張ってほしいとエールを贈りました。私設応援団のリードで声を合わせて激励しました。緒戦は福岡のチームだとか。

 クラブ選手権に出発する前の6日夜、今津スタジアムでファンによる出発式も予定されています。是非、激励にご参集ください。私達のほうも何かしら元気をもらうことができると思います。
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# by hi-kaito | 2008-08-03 18:51

昆虫の引力

ここ数日、お天気が非常に不安定で、激しい雨風に襲われペーロン大会もお昼で中止になったほどです。事故が起こる前に中止を決定してしてくださった関係者の英断には敬意を表します。マキノの味果食祭りも頑張っていただいていたことと思いますが、大丈夫だったでしょうか。自然相手で思うようにならないこともありますが、皆さんの頑張る姿に、お互いに感じ合い、認め合ってておられると思います。

 さて、週末にマキノ高原で行われた「昆虫キャンプ」の公開講座にお邪魔し、これほど多くの方が参加されるのかと驚きました。子ども80人大人50人の定員130人の参加です。50名のキャンセル待ちがおられるとか。2泊3日で結構高額な参加費にもかかわらず、昆虫少年の憧れのキャンプであるようで、虫大好きトークは、プロフェッショナルでマニアックで実にワイルドでユーモアに溢れるものでした。私も思わず、ビロローンと開く昆虫用の網を買ってしまった程です。マキノ高原や高島の魅力は、私達が思っているより何倍も大きい様です。
 
 朽木生き物ふれあいの里でも、昆虫の展示などが企画・展開されており大盛況。夏休みらしい子ども達の姿が頼もしく感じました。子ども達の楽園であることは素敵なことですね。昆虫は、殆どが鳥などに食べられるのだそうで、子ども達の採る分などはたいしたことないそうで、虫採りで学ぶ事のほうが重要だと仰います。採っても採ってもまだまだいるカブトムシの森など、先日のBS-hiで放映された「いのち萌ゆる森」の願いだと思います。昆虫の一杯いる森が観光特区の目玉になる日は近い?
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# by hi-kaito | 2008-07-29 16:11

常に省る人

 今日は、常省先生と慕われた藤樹先生の三男の弥三郎さんの没後300年祭で、藤樹書院には130人もの方が集まり、やや簡略化された儒式の祭典を行い、孝経を拝誦し、遺徳を偲びながら、我が行いを反省しました。例年にない多くの参加者で書院に入りきれない方は炎天下、庭のテントの下から見守ってくださいました。

 講話は、成蹊スポーツ大学の山口満先生で、学生さんと中江藤樹を学び実感したことを話してくださり、誰にも分け隔てなく接した藤樹先生が、今の若者に好感を持って受け入れられる様が伝わってきました。また、広島大学でペスタロッチを研究された松本義い先生が、この安曇川に赴任され、藤樹の一人ひとりを大切にした教えとペスタロッチの子ども最優先に考える教育が程よく融合し、この地に連綿と受け継がれているのではないかとの指摘は、実に興味深いものでした。

 また、昭和初期の学校風土記の第1番目に青柳国民学校の藤樹教育が取り上げられており、低学年から高学年にいたる各学年で計画的に藤樹先生のことを教える総合的カリキュラムがあったことを紹介してくださいました。

 昨夜の、「里山・いのち萌える森」を視聴し、またしても今森マジックの虜になりました。私達の暮らしのかたわらにこんなにも豊かな命のつながりがあり、活かし・生かされている。
 昨日の県版特区の評価会では、70点だったものの、堺屋太一委員長からは、予想以上の成果があると高い評価を頂いたとかで、担当者はとても嬉しそうな顔で報告してくれました。 
 今夜はこれから、エコツーリズムの推進協議会です。
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# by hi-kaito | 2008-07-23 19:09

真心が光る 里山も光る

 20日、選挙管理員を32年、高島町選挙管理委員長を28年勤められ、78回の選挙を滞りなくまた、正確に執行し、その全体を司ってくださった北村伊兵衛さんが藍綬褒章を受賞され、その祝賀会に出席しお祝いを申し上げました。その会の謝辞で、北村さんは「真心が常に光る」をモットーとし、ご自分も選管も、会社の社員さんも啓発してこられたとのこと。本当に世間のことも家業の繊維会社の隆盛も見事に両立されていらっしゃいます。真面目、誠実の力を教えられた気が致します。地域と日本を支える存在とはこういう方なのだと感心いたしました。

 さて、NHKの映像詩・里山の第3弾が明日、22日の夜8時からBS-hi(NHK衛星放送のハイビジョン)で放映されるとの事です。第2弾の「いのち巡る水の流れ」は、国内は勿論、世界の映像コンクールで7つもグランプリを獲得し、NHK始まって以来の快挙であったと聞いています。舞台となった「かばた」の集落は、多くの注目を集め、地域の保全活動も定着してきました。

 今回の「SATOYAMAⅢ」は、マキノのクヌギの古木「やまおやじ」が大切なことを語るとか。今森光彦さんが長年構想を温められ、2年近くかけて撮影されました。洞爺湖サミットを挟んで生物の多様性とか、里山イニシアティブなどとよく耳にするようになりましたが、おそらくこの映像が、里山のいのち繋がりあう奇跡の仕組みを皆に理解させてくれることでしょう。オリンピックが終わったら、NHKの総合番組などで、繰り返し放映される予定だそうです。是非、ご覧になってください。そしてこれからの里山と私達の暮らしの在り方を一緒に考えていきましょう。
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# by hi-kaito | 2008-07-21 21:32

耕して天に至る

 暑中お見舞い申し上げます。梅雨もあけ、夏休みにはいりました。今年の暑さは格別?
何れにせよ、気持ちまで負けないように、しっかり食べて、しっかり眠って、元気よく働きたいですね。子ども達も大いに自然なのかで時間を過ごしてほしいです。

 先日、全国2番目に重要文化的景観地域に選定された宇和島市で全国協議会がありました。現在、文化的景観地域は全国で約60箇所あり、そのうち重要文化的景観に選定されているのは、7地域です。世界遺産に登録申請を計画されている地域も多く、よくぞ「高島市海津、西浜、知内の水辺景観」が認められたと思います。

 宇和島の対象地域は遊子(ゆす)水荷浦(みずがうら)の段畑で、約400年前から斜度30~40度の斜面を1m幅くらいの段々畑にし、高級馬鈴薯などを作って守ってこられた感嘆せずにはいられない景観です。石積みもコンクリートなど一切なしで、海の近くから小さな石を積み上げて形成されており、正にこれこそ積小為大。

 日清戦争の講和の折、清の代表李鴻章氏が、このような段々畑の景観をみて、「耕して天に至る。もってその貧なるを知る。然るにわが国土広大なるも国力劣れり」と述べたそうで、戦勝国の日本は、決して特別に富んだ国ではなく、ここまで努力・工夫している国であると看破したとか。

 文化的景観の背後にあるものを見つめると、現代社会にとっても大切な物や事が見えてくる気がします。意欲溢れる段畑を守ろう会のリーダーは、海津の桜の大ファンでした。
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# by hi-kaito | 2008-07-19 21:48

暑さの中で

6日(日)は、午前7時45分からの第20回びわこトライアスロンとジュニアトライアスロンの開会式で1日をスタートしました。役員さんはもっと早くから準備に出てくださっており、広い範囲での競技ですので地元のボランティアの皆さんの大きな支えあっての大会です。合併してから今津で開催していたジュニアのトライアスロンも合同開催になり、相乗効果が出てきたように思います。

 スイム600m、バイク24km、ラン7km(ジュニアは別)で、短いゆえに負担が大きく過酷な側面もあるようです。炎天下ですので事故なきように楽しんでください。田島滋賀県トライアスロン協会会長(衆議院議員)が選手としても出場され、この大会の存続を熱心に訴えられました。偏にこの大会は、地元実行委員会の皆様の熱意とご準備のお陰ですので、参加者のスポーツマンシップが存続する限り続いていくと思います。

 9時からは、今津スタジアムでの第7回軟式野球ジュニアリーグびわこカップ争奪大会の開会式に参列しました。近畿・東海圏から中学生による28クラブチームが参加され、全国大会に繋がるトーナメントです。高島高校吹奏楽部の素晴らしい演奏にのり、きびきびとした入場行進が行われ、久しぶりに高揚感を共有しました。地元高島からもジュニアオール高島と湖西スターズの2チームが出場されています。暑いときは暑さの中で、寒いときは寒さの中で、汗にまみれ、土にまみれて努力する若者達がいることを、頼もしく誇らしく思います。一人ひとりの若者や子ども達に全精力をぶつけられる場と受け止めてくれる親以外の存在が大切だと痛感しました。
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# by hi-kaito | 2008-07-06 11:34