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人口減少社会を enjoyしていこう

昨年11月20日に受けた、地方自治法施行60周年記念の総務大臣表彰を共有したいと、27日藤樹の里文芸会館で記念事業を行いました。ご出席の皆さん、有り難うございました。
 合併から3年間は、懸命に行財政改革に取り組んできました。その結果、今年度から市の借金も380億円をピークにして20億円返済できる様になり、事業仕分けや環境マネジメントなど市民参加により、開かれた自治も進展し、地域自治組織制度などで旧町村の思いや個性も大事にしてきました。

 防災、消費者相談、子育て支援などは合併を機に開設し、市民を守る力が増していますし、国道、JRへの折衝や企業誘致も合併効果が見えるようになってきています。増え続ける高齢者サービスには人件費削減で生み出した予算を充て維持しています。しかし「合併して良かったが見えない」という声や、「もっと期待している」という声を度々受けます。それで一緒に考えて一緒に気張るきっかけをと開催に至ったのです。

 私達はどこに立っているのか。今後、皆が仕合せに暮らす為にどう考えるといいのか。講師の松谷先生は「これから25年で赤ちゃんを産む人口が40%減る」2005から人口減少社会に突入している。既に高齢化している地域は大きな比率変化はない。しかし都市部は高齢化率が加速していくと予測され、若者への負担が増え増税もあるだろう。働き方も変わる。よって消費形態も変わる。暮らしやすい田舎に若者がやってくる可能性が高まる。そのためには教育や生活の基礎的な機能は保ちながら、地元の強みを最大限活かし、産業化などの努力が未来を分けると解説されました。パネラー4氏からは大いに参考にすべきメッセージが発せられ、冒頭に流された3年間の歩みVTRには絶大なる賛辞が寄せられました。
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by hi-kaito | 2008-01-28 13:54

第1回全国獣害サミット

 残念なことに、獣による農作物被害が社会問題となり、若狭・高島の連携組織で標記のサミットを開催することになりました。国の機関である近畿・北陸両農政局も共催で25・26日と雪の中、27都府県から500人超の参加者が熱心に研究されました。拝聴した中に目からウロコのお話もありました。なぜ増えているのかを素朴に考えると、個体数は餌の少ない冬の餌の量で調整されるのだが、獣が増えているのはそれだけの餌があるからで、それも里に放置されている安全に食べることのできる餌があるからであるとのことです。

 動物からすると、人間が怒る餌と怒らない餌があるが、どちらも餌付けしていることに変わりがない。コシヒカリを栽培することが多くなり、秋の収穫以後ヒコバエが10aに数十キロもできる有様です。更にトラクターで晩秋に耕起する事は、美味しい植物を牧場の牧草のように栽培し獣に提供しているということで、それらを食べていても見過ごしています。盆過ぎての草刈も冬枯れしない緑草が格好の餌になり、人間にとって要らない果樹や植物荒れた竹やぶの筍に至るまで、飼育・増殖に加担しているのです。このことを自覚して結果的餌付け行為をやめねばならない。こんな視点で考えたことはありませんでした。

 「里は怖いので行ってはいけない。そこには安心して食べる餌は無いと思い知らすことが肝要。電気柵や様々な対策も現場ごとの調査と本気の話し合いなしには実効性があがらない」は説得力がありました。こんなサミットをせずに済むように、すべき事が幾つか見えたと思います。準備・運営に携わって下さった皆さん、有難うございました。ジビエ料理も好評でした。
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by hi-kaito | 2008-01-26 23:02

日本人の誇りは

 23日に、B&G財団の支援でスポーツ施設を設置した市長の会に出席しました(出席市長51名)。高島市には、高島町と今津町に温水プールや体育館、ヨットやカヌーそしてその艇庫等があります。また財団の支援で「水プロ」など自然体験活動の指導者養成講座なども開催頂いています。今年も、高島がA評価となり代表受領者にも指名され表彰を受けました。

 記念講演は、日本財団の笹川会長で日本と日本人の誇りについてお話くださいました。普段地元のことばかり考えていますので視点が変わって興味深く拝聴しました。まずイギリスのBBCの調査で好きな国ランキングの1位に日本が選ばれたとのこと。そして別の調査で、平和安定度のランキングは5位で、G8の加盟国ではダントツの上位ランキングなのだそうです。ちなみに1位はスウェーデンだとか。

 しかし日本は、謝ってばかりで誇るべき日本の制度や文化を発信することが少なく誤解されており残念であること。例えばNHKの放送でも、国際的な配信力が弱く中国や韓国の国際戦略をも考えた放送には足元にも及ばないこと。更に、海外で視聴できても、まず殺人や汚職、交通事故などが報じられ、誇るべきニュースは余程のことがないと放映されないことなど。

 平和度、自動車保有台数に対する交通事故死傷事故の少なさなど誇るべきで、海外に理解者・応援団を増やす文化的発信が弱く勿体ないと指摘されました。明治期の外国人の日本観は貧しくとも清潔で謙虚で徳性が高いと総じて感心され、以後アインシュタインやチャップリンらが日本人と文化を愛したことも有名です。世界の中で誇るべき国家制度(権威と権力の分離や官僚組織)を評価せず、貶めているのではと問われました。敗戦で自らの文化まで否定した国は他にないそうな。
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by hi-kaito | 2008-01-26 22:04

あったか聖人 藤樹さん 

 19・20日の(土・日)に、中江藤樹心学派全集の出版を記念し吉田公平先生、王陽明の教え、藤樹先生の教え、そして藤樹心学の系譜をテーマに3回連続講演をお願いしました。我々市民が、藤樹先生の何を生活のなかで活かすことができるのでしょうか。

 王陽明や孟子は「人間は、本来善なのだ」という立場にたち、「外部の絶対的な存在(神様や教祖や偉大な師)に頼らなくても、個々人内にある本来心が起ちあがることで、共に仕合せになっていける」と説いており、萬物一体論で「最後の一人まで見捨てないで、共に仕合せに生きていこうよ。仕合せに生きていく力があるんだ」と教えているとのことです。

 孔子、孟子、王陽明も学ばれた藤樹先生は、儒教のなかでもテキスト学習を前提とし、一般論、あるべき論を振り回す朱子学から、テキストも何も要らない、貴方の本心・良心に尋ねたらよいとする心学の道から聖人(過ちを繰り返しながらも、本当の私を実現・発揮しようと努力する人)になろうと呼びかけ続けられた方で、それは論に止まらず現実世界の中で人々の人間らしく生きるに必要な考え方を助言し寄り添った方だということがおぼろげに分かりました。

江戸時代という平和な時代が訪れ、市井の人や青年達に起こった切実な悩みの一つ一つに答えておられる手紙:色念(性欲)や母親との問題に相手の立場を尊重し丁寧に答えておられる文面に、思い遣りと温かさが満ち満ちて、なぜ藤樹さんが慕われたかが明らかでした。その手紙を受け取った人々が自分を支えるお守りとし家宝のように扱い今日まで大切にしてこられたので、沢山の手紙が今日に繋がり、「思索の資源」として現代を生きる私達にも偉大なプレゼントととして残されているのだと解説してくださいました。

 性善説に立ちながらも、人間は過ちを犯すことがあると認め、自暴自棄になっている若者に手紙を送り、「聖人に至らんとの志をかたく立て、堕落しては反省し、過ちては改め、・・・自らを棄てずに幾度も反省しながら自らに誠実に進もうよ」と励ましておられ、読む私達も肯定され励まされている気がしました。藤樹さんの温かさに近づきたい・包まれたいと思うのは360年前も今も変わらない気がします。
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by hi-kaito | 2008-01-23 23:27

教訓は活かせているか

 17日を挟んで、阪神淡路大震災を忘れないようにと、色々な事業が行われ、TVでも色々な番組が放送されます。もう13年も経ったのかと思います。鎮魂と防災への決意の日になるように、市内でもボランティアグループのなまずさんを筆頭に、13日の早朝からお取り組み頂きました。

 思えば、震災直後FMラジオの呼びかけで健脚ボランティアに妻と弟と参加し阪神電車に乗って東灘小学校へと歩いたことを思い出します。電車が進むにつれ、ブルーシートのかかった屋根がふえ、そして歩いて進むにつれ家が倒壊し橋に段差ができ、学校のすぐ近くで高速道路が倒れていました。ガラス張りの自動車のショールームには沢山の棺が積まれているのが見えました。

 いま、防災・減災を働きかける立場でありこの事に責任があります。この日をきっかけにして、改めて気を引き締めて災害対策を進めようと思います。この春から防災無線も消防本部から市内全域に放送できるようにバージョンアップしますが、やはり、ご近所こそ守りの要です。そして「普段していることしかできない」が教訓です。まず一つ地震の備えを!

 昨日は、県の環境教育についての会議で、農林漁業などの正に環境を守っている仕事や人に注目すべき事などを発言しました。急いで帰って商工会青年部との意見交換会。真面目で熱心な若者達です。もっともっと果敢に本業も地域の事業も気張ってくださることを期待し応援したいと思います。第2回市民祭りは。8月30日(土)と青谷実行委員長から発表されました。
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by hi-kaito | 2008-01-18 22:02

目白押し?

 今年のお正月は如何でしたか。15日、「あずき粥」で祝うと一区切りと言う感じですね。
連日車のフロントガラスが凍りついています。スキー場を4つ抱えるまちとしては、スキー場だけは一定の営業ができることを願わずにはいられません。2月号の広報の原稿を渡したら寝不足だけが残ったような脱力感がありますが、これから予算編成や来年度の事業計画を詰めいていく段階ですので、集中力を高めて参ります。

 さてこの週末は、事業が目白押しです。ちょっと日程調整に課題を残しますが、何れも意義深い企画ですので案内申し上げます。
 まず、吉田公平先生による渕岡山に継承された藤樹心学を辿る講座が19日(土)午後に2講座と20日(日)午前の1講座の連続3講座で開催されます。藤樹先生の手紙なども丹念に読み込まれ研究されており、陽明学と出会い独自の思想・哲学に到達されていった様子を教えてくださるでしょう。

 20日の午後は、藤樹の里文化芸術会館では、能楽座による人間国宝3氏を含む達人達による能・狂言の公演。地元白鬚明神に因んで梅若六郎さんの舞囃子「白鬚」も初演だとか。乞うご期待です。同時刻に、認知症を理解する講演会がガリバーホールで、男女共同参画協議会の新春講演会がサンブリッジホテルで開催され、夕方6時からは、市民会館で陸上自衛隊第3師団音楽隊による吹奏楽コンサート。今年の吹奏楽コンクールの課題曲を早々と演奏して聞かせてくださるそうです。いやはやホットな年の初めで、雪も避けて通るのでしょうか。
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by hi-kaito | 2008-01-16 23:31

雪のち好日

11日は、藤樹書院で「講書初め」があり、お酒を献じ「孝経」を教育長の先導で拝誦しました。
藤樹先生のご存命中から続くそうで360年を越えることになります。藤樹先生が毎朝読まれていたというこの孝経には、父に敬、母に愛をもって尽くし、父に仕えるように社会に仕え、母に尽くすように隣人に慈愛をもって接することも書かれています。年に3回触れる機会がありますが、いつも感じ入りながら、自分の生活の場面では行う難しさを痛感するばかりです。

 13日の今日は市民会館で成人式を行いました。対象者721のうち551人が参加され、1部は式典、2部は実行委員会による記念事業という構成でした。約10分の式辞はできるだけ肯定的な視点からエールを贈ろうと、昨年の成人式が終わってからずっと思い続けてきました。
 今年も会場は静かにはなりませんでした。引力・説得力の無い大人と自由を履き違えた若者という構図なのでしょうか。顔を向けて聴いてくれる大多数の若者に精一杯語ろうと自分に言い聞かせ続けました。現代の元服式?は「去年よりはまし」で片付けられない想いが残ります。全く違う発想が必要かもしれません。また。成人式が発するメッセージがあるとすれば何か。

 それにつけても、昨日の農業振興大会の「恋するトマト」には考えさせられました。そして大地康雄さんのお話にも。高島は農と共にあり、農業者とともに未来を切り拓かねばなりません。懇談会で28歳と24歳の農業に生きる爽やかで積極的な若者と出会いました。体験が人をつくり、環境が人を変えていく。生涯学習の登場で青年教育が消え、若者の体験の場が著しく減ったことにも思い至りました。若者定住を目指すまちは、若者の痛みも夢も迷いも選り好みせずひっくるめて受け止めることが必要なんだろうなと思いはじめました。
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by hi-kaito | 2008-01-14 01:01

高島交響曲 2008 H20

学校も始まりました。新年の決意と心意気を大事に朗らかに気張っていきたいですね。

 6日の消防出初式には、市内の消防団員さんはじめ日夜暮らしの安心・安全を守っていただいている約500人の方々がご参加くださり、式典でその責務を再認識し、功労者には感謝状をお贈りしました。広い高島市を守るには、郷土愛や思い遣りの絆で結ばれた地域の力が決め手です。このことを色々な仕組みの中で引き継いでいけるよう心を配りたいと思います。

 5日の高島市商工会の新年賀詞交換会においても、高島市の活力の源である約200名の商工業者の皆さんと新たな決意で新年を迎えました。滋賀県経済団体の年賀式では、日経新聞の潜在的経済成長力の評価では滋賀県が全国1位であったことを多くの方が取り上げ、サブ・プライムローンの問題や原油の高騰、地域格差などの課題を語りつつも前向きなコメントで結ばれました。いつ、どのような局面でもそれをチャンスにする人がいます。また、動じない日常を積み上げておられる方がいらっしゃいます。一緒に頑張りましょう。

 9日は、株式会社ECCさんに、通信制高等学校の設立認可書をお渡ししました。いよいよ春に向かって夢が膨らんでいきます。玉垣勝校長、是永宙事務長が地元から選任されました。

 夜は、琵琶湖ホールで、大阪センチュリー交響楽団をバックに高島出身の西川茉利奈さん(23)がバイオリン・ソロ(チゴイネルワイゼンなど)を演奏されるので伺いました。幼い時からのご努力が咲いているのだと思うと、舞台中央の赤いドレス姿が一際貴く思えました。
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by hi-kaito | 2008-01-10 19:12

謹賀新年 2008 子年は根年

 明けましておめでとうございます。平成も早や20年。合併・高島市誕生から4年目の朝を迎えました。お正月は如何お過ごしですか。スキー場もようやく本格スタートができそうですね。

 元旦は、深夜の年越し剣道稽古会から、実践倫理宏成会の元朝式で明けました。「我も人もの仕合わせ」「仁」を熱心に説かれる上廣会長の言葉を代読され、朝の5時にお集まりになった大勢の会友さんが誓いを新たにされました。藤樹先生の教えは「知行合一」の実践・実行が大前提ですが、色々な方向から大きな山に登っていくことができるのだなあという事と、今日一日をしっかり生き切る覚悟がこの会の皆さんには漲っていると感じ、私も背筋がピンとなりました。

 地元のお寺の薬師堂の朝参りに伺うと、「かばた」でヒーローになった田中三五郎さんや福田正勝さんはじめ農や漁に生きる賢者がお参りで、女性たちも懸命に暮らしを紡ぐ方々で、この地で織り成されている暮らしの尊さに触れた気がしました。方丈さんは、干支頭の子年を鼠の字を当てずに「子」と書くのは、子孫繁栄を願ってのことであり、「子年は根年」との「ひろさちや」さんの説を紹介くださいました。根っこを養う年にとは深いですね。

 集落の年賀式では、50分の1の確立の、「いの一番」に伊勢講の代参が当たり、地域の一員であることを実感しました。帰りに針江大川に差し掛かると、カワセミが瑠璃色を躍らせ見事に上流に向かって飛び抜けました。夜は、ウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサートを堪能し、贅沢な元日を過ごしました。用いて頂ける歓びを力に、私も喜んで進んで働きます。
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by hi-kaito | 2008-01-01 23:41