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備える勇気

 今日は、県の仲介で嘉田知事、熊谷西浅井町長さんらとJR西日本本社で山崎代表取締役に面談する機会を得、湖西線の風対策決定に対する感謝の気持ちを伝えて参りました。また折角の機会ですので、朝夕の通勤通学時間帯のダイヤの充実と電車のダイヤが乱れたときに堅田や近江舞子、近江今津などで切り上げの折り返し運転を行なわないように。更に近江舞子で寒い中で高島方面の電車を待つお客さんに暖かい待合室の実現を要望いたしました。

 さて、日曜日の防災訓練は、今津西区をはじめ熱心な訓練を実施頂きました。ヘリコプターを使った救出や輸送訓練。大津市消防本部からはしご車の応援を受けての救出訓練。またトリアージ訓練(けが人の症状によって優先度を判断すること)など様々な状況を想定したものになりました。心肺蘇生・人工呼吸の訓練や倒壊家屋からチェンソーで柱を切っての救出や土砂に埋まった車からの救出など体験してこそだったと思います。

 また、役所では状況判断の訓練、病院でも次々と運び込まれる負傷者を適切に段取りよく手当てできるように、時間の確認などもしながら患者役のリアルな名演技続出での訓練となりました。何れにせよ、大きな災害の直後は、組織的な対応が動き始めるまでに3時間程度かかると思われ、それまでは、ご近所の助け合いだけが頼りです。要求援者の確認からジャッキの使用に至るまで防災力、ご近所の底力を養っておくことが大事です。ぜひ防災訓練をきっかけに備えをご確認ください。準備にあたって下さった皆さん、ご参加下さった皆さんお疲れ様でした。有難うございました。

  
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by hi-kaito | 2007-10-29 22:23

中央分水嶺 高島トレイルデビュー

 「全国トレイルサミット2007in高島」がマキノ高原を中心に開催され、80kmのロングトレイルが誕生しました。昨日のエクスカーションでは雨模様にも負けずマキノ、今津、朽木の分水嶺トレイルに別れ約200人が歩きました。本日28日は、午前中のショートハイク、午後はマキノ高原の木造体育館でシンポジウムというプログラムで、約百人のご参加がありました。

 シンポジウムの基調講演は、まず日本トレッキング協会の川嶋辰彦会長が「トレイルづくりと地域活性化」と題して、ウィーンの森を守ったヨーゼフ・シェッフェルの「穏やかな説得」と市民が自然に対する認識を深めていき、法を無効にしてまで森を守った事例をご紹介くださり「創造的自己満足」という表現を用いながら「感動・感謝・朗らかさ、爽やかさ」が累積的に膨らんでいく自然体験の素晴らしさを格調高く語ってくださいました。

 続いて、アパラチアントレイル3500kmを187日間で歩き通された加藤則芳さんによる「自然を尊ぶ心・人を敬う心」と題した講演を聞きました。社会的人間である前に自然人としての能力が大事と説かれ、自然との対話が人格を高めるお手本のような方だと思いました。また、アメリカの自然保護の父、ジョン・ミューアを深く尊敬・研究され、自然を守るために、マナーよくより高いレギュレーションで自然を楽しむ人を作っていくトレイルの意義を語ってくださいました。

 根室フットパスと信越トレイルの事例には大いに啓発されました。中村達さんのコーディネートによるシンポジウムは、アウトドア人口が伸びてない現状下でこの魅力ある高島トレイルをどう育てるかに切り込んでくださいました。これからは、若者や子ども達に自然性を回復してもらう事や思索の場となるプログラム作りが大事であり、マーケティングからも京阪神の愛好者に泊まりで来てもらえるアウトドアのメッカを目指すべきと提案を受けました。

 トレイルには、自然にも歴史や年長者にもリスペクトが醸成される学びがあり、個々人の人生と重なることが掛け替えのない物語を生み、善意の支援者も生み続けるのだと感じます。更に
Wild&Intelligence 野生と知性の高次の調和が距離と時間に比例してもたらされるように聴き取りました。今日が高島トレイルの誕生日。感謝と決意の日です。有難うございます。
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by hi-kaito | 2007-10-28 23:05

箱館山スキー場 存続決定!

 出張先に嬉しい知らせが届きました。先般、西武鉄道傘下の近江鉄道が経営する高島市の箱館山スキー場の事業譲渡が伝えられましたが、本日、オリックスさんの資本で経営されているジェイ・マウンテンズグループ株式会社さん(全国に7ヶ所のスキー場を経営)が事業継承者に決まったとの報です。

  気をもみ心配してきましたが、今年の冬から新たな経営者によって運営されることになり、空白期間が出来ないことは有難いことです。地元も協力できることを相談して盛り上げていく思いを持っています。関係者のご努力に感謝します。

 国境スキー場も良き知らせがもたらされるよう祈るばかりです。
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by hi-kaito | 2007-10-25 19:12

朗報!JR風対策決定

 朗報です。24日14時、JR西日本の山崎社長からJR湖西線、近江舞子~比良間の強風対策工事実施を決定したとプレスリリースがあり、市には京都支社長から連絡を頂きました。
 比良おろしで特に強い風が吹く2.9kmの区間に約2m(風の遮蔽率60%)の防風柵を設置するもので、着工期日の詳細はまだ示されておりませんが、平成21年3月完成予定との内容です。

 これまで、市民の皆さんにもアンケートなどのご協力を頂き、市、議会が一体になって切なる思いを懸命にJR西日本に伝えて参りました。市民にとって一大懸案事項に解決の道が開いたことになりますし、何より、皆さんの願いがかなったことを共に大いに喜びたいと思います。

 調査・検討の段階で色よい返事が一切なかったので、JR関係者には厳しく詰め寄ったこともありましたが、非礼を詫び感謝を申し上げます。

 資料によりますと、平成18年度の風による運転見合わせ実績比良~近江舞子間の2,931分は断トツで、次は近江舞子~北小松間の817分、続いて永原~近江塩津間の813分となっており、設置効果として、影響人員72,000人が約20,000人に、影響時間50時間が20時間に減少させることができるとしています。今後も検討を重ねられ、少しでも安全にまた安心してご利用いただけるよう努めていただきたいと思います。

 ただ今、国土交通省です。鴨川・青井川の改修期成同盟会の清水会長、梅村副会長と共に説明と要望に参ります。いってきます。
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by hi-kaito | 2007-10-25 10:54

上下から対等協力への歩み

 今朝24日は、第108回近畿市長会で姫路市に来ています。地方分権改革や財政難に立ち向かう自治体の真剣味が漲っていると感じますし、政府への要望事項の決議も、極めて具体的で時宜を得た内容が時間差なく盛り込まれるようになって来ています。特に、①行財政制度改革の改善。②医療保険制度の改革推進。③少子高齢化対策(小児科、産婦人科の医師確保含む)。④都市基盤(道路、下水、ITインフラなど)整備促進。⑤防災・災害対策の充実と安全確保を議決し、地方分権改革の推進と道路特定財源の安定的確保については特別決議しました。

 さて昨日、滋賀県知事からの来年度予算における400億円の財源不足見込みの説明がありました。市長・町長からは「既に公表されている事を、それに立ち向かう政策も示さないのに、なぜ急に召集したのか」と疑問が出されるなど重苦しい雰囲気でした。
 背景には、財政難を訴えながら、税収増を見込める新幹線栗東駅をなぜ止めるのかがきちんと説明されていないことや、国県の補助金や制度の打ち切りが県民にきちんと説明されず、市・町が批判の矢面に立つことが増えていることなどがあると思います。

 税収の減、更に人口減で人口配分の交付税も減っている自治体からすると、県は、人口増や法人税収の増など、余裕のある要素を持ちながら自らの改革は先送りにし、市町に負担を転嫁しようとしているように見えます。
 他の都道府県との比較による説明も大事ですが、県下の自治体や県民と共に踏ん張る気概と政策を示す、滋賀県らしい自治・協治の提案のチャンスが到来していると思います。今こそTVや新聞など地元マスメディア上で、一方的な説明でない「三方善し」に至る討論番組などができたら滋賀県に新時代到来です。地方分権と財政問題によって県と市・町の関係も変わってきていることを実感します。
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by hi-kaito | 2007-10-25 10:23

準備された天恵の時

湖岸道路には、カラフルな自転車とジャージの一団が次々と風のように通り過ぎていきます。昨日の、クトロヴァッツ兄弟のピアノデュオコンサートはリストからピアソラ、宮崎駿まで、豪快と繊細の両極を2台のピアノが見事に奏できりました。音楽に精通した方々は、「毎年進化しているし、一層円熟味が増した」と絶賛されました。今回のコンサートツアーでは最高の演奏であったと両人も満足し、交流会では調律師を讃えるシーンもありました。人間の力、音楽の力に大感動です。一方、事前の心構え、働きかけに反省点を見つけました。

 今日のマキノ健康栗マラソンには、今年も1,700名を越えるエントリーがありました。感謝。
 午後の、里山ジャンボリーは、今森光彦さんがホスト役になり毎回素敵なゲストを迎えてのトーク企画です。9回目となる今回は星野直子さんに来て頂きました。星野道夫さんと見た風景、自然や人への暖かい眼差しなどが40枚の写真とともに紹介されていきました。今森さんは、星野道夫さんが直子さんと結婚される前から交友があり、自然写真家として新たな分野を開拓してこられたお二人のエピソードが重なって、あっという間の特別な90分となりました。特に星野道夫さんの「自然との距離感」を今森さんが解説された場面には唸りました。

 星野さんも今森さんも、自然の中の人や動物の生命の繋がりを大切に愛情深く見つめておられることを感じました。極寒のアラスカで人の営みの不思議と温かさの一員となっていかれた星野さんと、里山の人と自然の仕合せ関係を見事に映像で教えてくださる今森さんには響きあっていた心情があったのです。高島市の「環の郷」の考えと、アラスカの先住民族が作ったトーテムポールを刻んだ想いが繋がることを見つけました。この対談のために九州から来たという人をはじめ200名を越えた参加者の表情とサインに並ぶ人の列も最高でした。

 今森さんの写真絵本?「おじいちゃんは水のにおいがした」が「小学館児童出版文化賞」に選ばれたニュースも届きました。心からお祝いと、高島や琵琶湖を舞台にした創作活動の数々に
感謝と敬意を捧げます。
そして、何時も応援してくださる皆さん。熱心な職員の皆さんによって創出される天恵ともいうべき時の不思議を思います。有難うございます。今夜の会議が良き未来に繋がりますように。
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by hi-kaito | 2007-10-21 20:47

むら並み博物館

 愛媛県内子町での農村アメニティー大会のハイライトは、「石畳むら並み博物館」の訪問でした。山間に石を積んで棚田や畑を作り、延々と暮らしを繋いでこられた生活文化が石畳集落には大切に残されており、高齢化のなかで、地域の人々がこぞって「石畳発―生活文化の旅」の受け入れと案内をなさっているのです。

 集落には、数百年の樹齢を重ねた枝垂桜や弓削神社の8mもの椎の巨木、屋根付橋、かわじの湧水、集落内の88ヶ所めぐりなどのスポットと、山の景色を背景に生業がつくる田んぼ、稲木、栗、柿、そばなどの景観が美しく織り成され、そこに地元の皆さんのおもてなしが相乗効果を発揮しています。ゆったりとした時間を過ごしながらサツマイモと梅のお菓子と無農薬のお茶、手打ち蕎麦と栗ご飯、お餅の接待をうけ、ほのぼのと満たされた時間を過ごしました。農山村の豊かさを静かに語るこの地域は、地元学によって地元の人々によって集落の調査が行われ、地図になり、文化として認識されるに至りました。

 集落の全域でおもてなしをする回遊型?スタイルで、お茶とお蕎麦は、少しはなれた農家の軒先を開放し、散策の途中でご近所が協力して賄いをしてくださるスタイルです。お人柄はお遍路さんをご接待する文化が背景にある故か、皆さん穏やかで優しい印象です。桜の季節は特に多くの方が見え、一年通じて来訪者があり、収益は自治会費となるとのことです。受け入れ方が絶妙で、高島の農山村景観の豊かな地区の皆さんをご案内したいと思います。藤樹先生縁の大洲市のお隣です。
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by hi-kaito | 2007-10-19 13:23

美しい農村の誇りと訴え

 ただ今、全国農村アメニティー協議会の第19回総会・シンポジウムで愛媛県内子町に来ています。この街の伝統的景観を守る取り組みは全国の地方自治体の松明となり、道の駅「からり」の実績は全国の道の駅の模範的存在です。その一連の活動のシンボルでもある内子座を会場に250名が集いました。

この会は、全国農村アメニティーコンクールの受賞地区や全国美の里コンクールの受賞地区、農林水産祭むらづくり部門の農林水産大臣賞受賞地区に限られており、現在53市町村55地区と敷居の高い場所です。高島市はマキノ町(農村アメニティーコンクールS63優良賞)と針江区(美の里づくりコンクールH17農村振興局長賞)で会員になっています。第1回は由布院で始まり、全国の熱心な美しい村づくりに取り組む町村が舞台になって今日に至り、来年の第20回総会・全国大会を高島市で行うことが決定されました。

農山村の窮状を共有しつつも、東京農業大学の進士先生のコーディネートで、「生き方を変えたい」と棚田オーナー制度などをきっかけに10年越しで農村に第2、第3の人生をかけたIターン、Jターン者の事例が紹介され、「若者は農村にバリアを感じていない」ことや「1対1でしか伝わらない技術や知恵の大切さ」が語られました。子どもの喘息から有機無農薬栽培と炭焼きorコピーライターを兼業するお二人の話に、生き方革命を目指す人の受け皿として農村という選択肢がはっきり時代の中にあるのだと再確認しました。
パネラーに登壇された「針江生水の里委員会」の美濃部さんと石津さんのお話は注目を集め、特に水を守る一環で生き物田んぼの「すじしまどじょう」復活編は雄弁でした。

今週明けに参加した、下呂市での全国青年市長会の総会も、北川正恭先生の講演と災害時相互応援の協議し、家電リサイクル法などアクティブに動くことを話し合いましたが、都市部の狭くて財政力の在る自治体と財政力が0.5を切り、面積が300km2を越える自治体のコントラストがとてもはっきりした大会でした。地方分権の道は険しく農山村は更に山坂が多いわけですが、豊かさを語る力をもっと鍛えねばなりません。
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by hi-kaito | 2007-10-19 07:32

言葉が結ぶ未来

 土曜日の人権尊重を目指す市民の集いには、ガリバーホールに約300人を越える市民の皆さんがご出席くださり、5人の介護と看取りをされ「潔い介護」とでも言うのが相応しいような羽成幸子さんの講演を聴きました。人権の研修会で介護の現場に着目したのは、高齢化率26%を越える高島の実情を見つめたからで、子育てと介護の現場が最も人に言えないしんどさや混沌を内包していると考えています。

 羽成さんのお話は、「人間は長い短いはあっても人のお世話になって最後を迎えるし、必ず下の世話になるもの。介護は詰まるところ排泄物の処理に尽きる」と仰るように、現実を直視する中から耐え忍ぶより、知恵を働かせ現実を転回なさってきた実話で、お涙のムードでなく介護をしきって安堵の看取りに至る経験談でした。自分も自分らしさを発揮して生きることを肯定し、介護をする人とされる人が正面からわたり合い、割り切り、協力者になりあう目から鱗的な介護実践談だと思います。未来は遣う言葉やイメージが左右し実像を結ぶ気がします。

 先日、市の社会福祉協議会が回想法とふるさと心象絵図の取り組みを融合させ、ふるさと絵図屏風の製作と活用を通して高齢者の誇りと記憶と活力を再生・創出していく協議会をスタートされました。。これまでの成果を認め、日本生命財団から3年間で600万円余の調査研究資金も交付されることになりました。素晴らしいチャレンジだと賛辞をおくります。

 ここ数日、タタカイといえば戦い(闘い)になり、ハナシアイといえば話し合いに向かうことを実感しました。言葉が結ぶ未来があることを教えられた気がします。
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by hi-kaito | 2007-10-16 11:43

様々なご意見ありがとうございました

高島市長です。たくさんのコメントをいただき、誠にありがとうございます。
現在、アーク・エンジェルズと地元の3回目の話し合いに向けて調整中です。
このコメント欄には皆様から多くのご意見、励ましのお言葉をいただき、深く感謝しておりますが、本論から外れた議論もあるように見受けられること、また地元伊井・酒波地区の反対期成同盟のブログが開設されたことから、ここでいったんコメント欄を閉じさせていただきます。
今後この問題へのご意見等は、それぞれのサイトをご参照のうえ、ご判断くださるようお願いします。
サイト紹介
ARK-ENGELS http://ark-angels.jp/
地元のアークエンジェルズ進出反対期成同盟 http://aahanatai.exblog.jp/
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by hi-kaito | 2007-10-16 10:43