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継体天皇と高島

 1500年前に第26代天皇に即位された継体大王の謎を探ろうと、連続講座の学びを締めくくる意味も重ね高島歴史フォーラムが開催されました。北は千葉県、南は長崎県から22歳から93歳までの幅広い参加者730余名をお迎えし、熱心な皆さんによる高揚感を漲らせながら一日の研修会を盛会裏に終えることができました。

 著名な講師陣は、古事記、日本書紀、上宮記一云などの古文書・文献を研究をされてきた先生、中国や朝鮮の資料から継体などの時代を研究されてきた先生、日本中の古墳を3千も調査し古墳から権力の変遷を研究されてきた先生、そして鴨稲荷山古墳の再調査にかかわり、金銅製の冠、靴などから被葬者に迫る研究をされている先生と司会に水谷千秋先生をお迎えし、夫々の立場・研究からの学説を紹介していただきました。更に踏み込んだコメントも述べられ、学会でも影響があるのではとのことでした。

 田中の王塚古墳は、3段の段築、葺石、埴輪などの構造から継体天皇のお父さんの可能性が極めて高いとされました。また、鴨稲荷山古墳の副葬品から、継体にとって重要で尊敬する男性が埋葬されていると考えるのが妥当だろうと述べられました。

 三重生神社の「うし祭り」の神事と水尾太鼓が舞台で紹介され、継体誕生の地なればこそと会場の皆さんも喜んでくださいました。古代ロマン弁当も大好評で実行委員の皆さんのみおちゃんTシャツも完売で、改めて卑弥呼に並ぶという古代史の謎のヒーロー継体天皇の引力に感服しました。
 高島市は、この記念の年を始まりにして、これから郷土史探求にも力を注いで行きたいと思います。坂井市、枚方市との協力関係も一層強いものにしていきたいですね。皆さんに感謝。
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by hi-kaito | 2007-09-30 20:39

そうなるように

昨日29日は、市内保育園の多くが運動会を開催されました。あちこちで万国旗がはためき、子ども達の活躍に歓声が湧き上がったことと思います。時折の雨も気にするほどでなく有り難いことでした。子ども達の頑張りは何処も同じですが、家族やオジイチャン、オバアチャンにとっては特別な喜びであり元気の源になりますね。一つ一つのしぐさも保育士さんとの信頼しあう姿も日ごろの事々の積み重ねだと思うと感謝の気持ちに変わります。

 応援に行った大師山さくら園では、既製品の万国旗の変わりに子ども達が描いた絵がロープにつなげられ空にはためき、テントを飾っており、手作り吹流しも色とりどりです。そのはみ出すようなエネルギーは幼・保育園児ならではと感心。運動会の大道具も原色のべた塗りでなく、色が重ねられどれをみても作品?です。例えるならエリック・カールの色の重ね遣いがイメージに近いでしょうか。輪にしたダンボールの中を漕いでいくキャタピラーも黒く塗りながら赤やオレンジなどの色が散りばめられています。子ども達は、「そうなるように準備された」素敵な保育環境にいることを感じ取りました。どの園も願いや工夫を込めて下さっている。共鳴して、応援したいですね。

 午後は、くつきの森でMOH通信さんと麻生里山センターが催された「秋の夜長を楽しむ夕べ」のシンポジウムを聴きに参りました。森によって人間味が回復するなあと感じます。内藤正明先生はじめ会場のみなさんと、2030年にどうありたいかを描き、見える化し、そうなるように変わろうと共感しました。CO2の排出も、エネルギー消費も破綻を引き寄せる現在の生活スタイルから、未来が成り立つ暮らしに変わる責任があります。も、人の心の豊かさ、自然の豊かさを取り戻す取り組みに重なりそうです。そうなるように、今の仕組み(自分)を変えるのですね。

 これから、高島市民会館(今津)で開催される「継体大王」の謎を探るイベントに向かいます。ご一緒しませんか。(参加費要です)古代ロマン弁当も本格デビューします。
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by hi-kaito | 2007-09-30 09:25

藤樹さんへの気持ち

 今日は、昭和28年に安曇川の堤防が決壊した日です。減災が盛んに言われるようになったこの頃ですが、まだまだ防災力が高まったとは言えない状況です。ぜひご家庭や地域でいざという時にどうするか、話し合っていただきたいと思います。

 さて、今日25日は、藤樹先生を偲ぶ日でもあります。午前中は、藤樹神社の祭事に初参列しました。合併後、藤樹書院の儒式祭典と時間が重なり出席することができなかったのです。
 ここは、大正時代に滋賀県知事を会長とし高島郡の町村長16名を総代とするとする藤樹神社創立協賛会の努力で設立された神社で、「学徳兼ね備わり世間の人々の師表と仰がれる近江聖人中江藤樹先生を顕彰したい」という郡民の切なる希望に応え、知事が発起人となり全国に資金募集をして、大正12年に創立されたと記されています。

 大正デモクラシー等の文化的背景も視野に入れると、あくまでも「学徳を備えた藤樹さん」への純粋な尊敬が神社建立という当時の最も敬意を表す方法に結集したのだと推察できます。
改めて、高島の先人達が、上から強制されたのではなく、地域文化といっても過言でない藤樹先生を敬愛する心情を共有していたということを慮る必要があると感じました。

 藤樹書院の儒式祭典は、360年以上も口伝で伝えてこられた稀有な儀式で、日本最古といわれています。今年も裃に身を固めた5名の世話方さんによって滞りなく進められました。。海の幸、山の幸、里の幸に加え、獣肉、鶏肉なども献じられる祭典に、藤樹さんにとの気持ちが繋がってきたのだと感じました。 
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by hi-kaito | 2007-09-25 16:38

村長ありき

 今夜10時からのNHK「その時歴史が動いた」で岩手県沢内村(現在は岩手県西和賀町)の深沢晟雄(まさお)村長が取り上げられることを知りました。雪深い新生児の死亡率が著しく高い山村で、農村医療に果敢に立ち向かい、乳児死亡率ゼロを成し遂げられたり、寒い家で高齢者の脳溢血なども多いことから住宅まで提案し生活改善を進められた逸話もあります。当時の教育長と徹底して集落懇談会に歩き、婦人会や若者活動を根っこから掘り起こし、地域の底力を培われたことも圧巻です。

 9年前に新旭町長に就任したとき、青年団活動の仲間から送ってもらった「村長ありき」の主人公その人です。地域で自治を志す日々のなかで、この沢内村の深沢村長と「結いの心」の宮崎県綾町の郷田実(ごうだみのる)町長はいつも心どこかにある方です。

 今日このブログをご覧になった縁ある皆さん。是非、今日の放送を一緒に見ようではありませんか。

 
追伸 番組を見て、何と驚いたことに、深沢村長役の俳優さんは、高島の方でした。これも凄いことです。
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by hi-kaito | 2007-09-19 13:10

風より早く

暫くでした。先週末は、市内小学校の運動会が元気一杯に行われ、日本スポーツマスターズ2007びわこ大会も関係者のご努力で無事終了したようです。「きわめる」「ささえる」「交流する」を合言葉に、高島には自転車競技で200名を越える選手が来られましたし、100名を越える運営役員さんやボランティアの方々、警察や地元のご理解のお陰でできたことです。この機会に、運動を取り入れた健康で仕合せな生活を考えてみたいですね。

 実は、私も自転車競技にエントリーしていたのですが、3部(45歳~49歳)のレースが防災と道路をテーマにした嘉田知事、米原市長と3人での日本経済新聞とフォーブスの対談と重なってしまい出場が叶いませんでした。新聞などにも名前が載り、多くの方から激励を頂きましたのに申し訳ありません。

 さて、土曜日の開会式後に行われた、1部(35~39歳)と2部(40~44歳)のレースを拝見しましたが、6キロのアップダウンのあるコースを一周8分10秒くらいで7週されるスピードには驚きました。この若いカテゴリーのレースで計算すると、私は3週目から4週目で周回遅れです。

 42キロを平均時速40km/h超で走り続けるスーパーマンひしめくレースで、岩佐選手が8位入賞(2部)を果たされとことは見事でした。夏目選手も流石トライアスリートと感じるスピードでした。野球とバトミントンにも高島市から出場されています。きっと掛け替えのない体験をなさったことでしょう。おめでとうございます。
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by hi-kaito | 2007-09-18 18:08

9月12日

今日は、喜び事と心配事が夫々団体さんでやってきた日でした。朝一に知事を訪ね嘆願したことは、夕方、県担当者の言葉で落胆と憤りとなりました。先般の産廃持ち込みの対応に続いてです。県民から頼りとされていることを忘れないで頂きたいです。お陰さまで市の環境行政の担当者は一等頼もしくなりました。

 県庁から取って返して市内女性最高齢の103歳のふじさんを清風荘に訪ね、敬老の御祝いを申し上げました。「食べる物は何でも美味しいし、良くしてもらって有り難い」と仰り、去年より細くなった手を合わせて感謝の気持ちを表わされるのでした。食事も自分でコントロールされているとのこと。今年の米寿のお祝い対象者は、過去最高の234人さんです。

 昼には、地元の調理師会が高島の新名物「古代ロマン弁当」を製作され、発表会に立ち会いました。地元の幸をプロの腕が引き立て、古代米や発芽玄米、ビワマスや鮎、高島名物鶏肉の味付けや継体天皇縁のウシ祭りの牛蒡など一品づつがしっかり美味しく、極めつけは牛乳を煮込み発酵させた正に古代の高級菓子?「蘇」のえもいわれぬ旨味で虜になりました。30回ほど集まって相談されたとか。継体天皇のイベントも真近に迫り、継体以後の三尾氏の勢力の繁栄を証明するような古墳が発掘されるなど絶妙のタイミングです。ご注文は、当面市役所商工観光課が承ります。1,200円で20個から。1週間前にお申し込みを。
 
 先週末行方不明になられた57歳の女性の組織的捜索は、見つからないまま今日をもって打ち切ることになりました。先週末から地元の皆さんと警察、消防、市役所から大勢が捜索に参加して下さいました。ご家族からお礼の言葉が述べられたとの事ですが残念です。お見舞いの気持ちを捧げるばかりです。

 先週、総理官邸で構造改革特区の認定証を頂いたばかりですのに、総理の辞任。これも些か驚きでありますが。
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by hi-kaito | 2007-09-12 21:47

びっくり屋台村

 9日(日)の市民活動屋台村は、びっくりの大賑わい。ブースごとの市民活動の展示なども力が入っており、普段、地味に地道になさっている活動もみんなと交流する絶好の機会となり、また、市民活動家の井戸端会議の場にもなったようで、午後2時半ごろにお邪魔しましたが、皆さんの顔に満足感が浮かんでいました。

 ステージでも多くの活動発表がなされ、行政のエンジンでない、市民のナビとエンジンで走り出した屋台村に拍手を贈ります。副市長は午前中に行ったけれど、ものすごく盛況であったと感激の弁。関係者は、お昼時間が最も多く、市外からも沢山の参加があったとの声に、さぞ盛り上がったことであろうと想像するところです。

 午前中は、大津・高島ブロックの中学・高校の剣道練習会があり、少年も参加可ということで子どもと参加しました。湖西中体育館に何と200名を越える青少年剣士が集まり、暑さを物ともせず稽古していました。授業だけでは学べないことを体得する貴重な機会です。久しぶりに若者とぶつかり、原点に還れた時間でした。もう体中痛いです。

 何とその稽古会の講師は、我が高校時代の恩師、仮屋先生(八段)。サブ道場で若い七段の先生を相手に基本の技を繰り返し繰り返し打ち込んでいかれる場面を拝見し、位のある気迫、姿勢、打突に思わず背筋が伸びました。これが修行を積まれた八段の姿のなのだと感嘆いたしました。「面を打つ」という行為にこれほど感動したことはありません。求道の師に巡り合わせて頂いていたのです。「打ち込む」という言葉の凄みを教えて頂きました。感謝。
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by hi-kaito | 2007-09-10 20:58

30分に1人

 対人地雷全面禁止条約署名10周年の記念イベントが六本木ヒルズで開催され出席しました。主催は「難民を助ける会」AARで高島での地雷を無くそうイベントに大変お世話になってきたNPOです。理事長の柳瀬房子さんは、「地雷ではなく花をください」の著者で、57万部の印税全額を運動に拠出されている方です。原画を担当された葉祥明さんには絵の具代も渡せていないとのことで、葉さんも終始笑顔で、「戦争が終わってから兵士でない子どもや女性が犠牲になることの多い」対人地雷の廃絶への共感を訴えておられました。

 さて、旧新旭町と地雷の関係は、日本の保有する100万発の地雷のうちの、65万7千発を旭化成饗庭野実験場で廃棄されたことが発端です。開始ボタンは小渕総理、最後の一発の廃棄ボタンは小泉総理が押され、市民や子ども達との学習と共感が広がったのでした。開かれた情報のなかで正確に廃棄完了した事例として国連レポートに掲載されています。しかし今尚30分に一人地雷の犠牲者があるとのこと。

 開会式には、カナダや南アフリカなど大使、そして廃棄開始・完了イベントの際に高島へ来ていただいた地雷廃絶超党派議連(約200名)の小阪憲次会長(元文部科学大臣:自民)浜四津敏子副会長(公明)、藤田幸久事務局長(民主)らがご出席で、懐かしくお話をしました。夕方に再度、長由紀江さんの司会で、「地雷をなくそう子どもサミット」に当時5年生で参加した聖心学園の郡司さんとステージに立ちました。地雷子どもサミットに出会い、勉強の向こうにある「自分は何をして生きたいか」を考え、今を頑張っている若者に出会うと大感動します。

 会場は、森ビル、大画面ビジョンはテレビ朝日、お花、パン、ドリンクなど企業の無償提供によって会場が設営され、著名人が駆けつけステージでトークやコンサートをしていかれます。志民が動かした国際政治です。私たちの平和や豊かさ、混迷がとてもよく見えるチャンネルです。
 
 今日もビッグなゲストが目白押し。お近くの方は是非いらしてください。ぬいぐるみのサニーちゃんも頑張っていました。サニーちゃんの現住所は、高島市なんですよ。
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by hi-kaito | 2007-09-08 10:01

心の放し飼い

企業誘致などの関係で高島をご案内すると、本当に高島の豊かさを教えられます。先日も市内をご案内すると、子ども達が川で生き生きと遊んでいる姿に「子どもの放し飼いだ」「こんなところで社員の子育てができたら最高」とまず目を輝かせられたのでした。

最近、健康のことをちょっと真剣に考える機会があり、またマスターズの自転車競技を高島に迎えることでタイミングを頂き、時々自転車に乗るようになりました。朝の柔らかで澄んだ光の中を走る気持ちよい体験は、これまでの経験にはなかったものです。車では見えなかったものが見え、聞こえなかったものが聴こえます。デリケートな高島市を知る取って置きの方法の一つかもしれません。

 自転車を1時間ほど乗ると、ドラム缶1本分の血液が体内を循環し、有酸素運動で脂肪も燃えるとか。一定の脈拍を維持することで脂肪が燃える仕組みを大まかに理解すると、自分はどんな運動をどれくらいするといいかも分かってくるようです。
 来年から特定検診でメタボリック対策が始まります。云われてするより、自分から自分にあった楽しい方法を見つけ取り組んでいけたら最高です。せっかく美しい高島に住んでいますので、その恵みの懐で出来ることを探すのもいいのではないでしょうか。まずは自分の心を放し飼い?にしてやれるような時間になったらいいですね。
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by hi-kaito | 2007-09-08 09:38

特区から始まるもの

 本日、総理官邸において安倍総理から構造改革特別区域「環の郷教育特区」の認定書を受領してきました。これは、18年間閉校になっている今津西小学校椋川分校を株式会社ECCによる通信制高校として活用する道を拓くものです。7月4日に認定の決定が発表され、来春の開校にむけ準備にはいっています。弾みにしたいです。

 今回の授与式には全国から34地方自治体が出席し、構造改革特区20地域をはじめ、地域再生計画、中心市街地再生計画の3分野で認定がなされました。前回の地域再生計画で出席したときの半分以下の出席で特区もネタ切れかと思わせますが、地域にとっては規制や制度の壁を取り除く貴重な方法論です。

 お隣の高野山の高野町長が「公立保育園の給食を、外部から持ち込むことに特区認定が要るなんて」と仰いました。日本という国のこれまでの方法がナンセンスであることを解決できないでいる証なのかもしれません。私たちの思い込みによって超えられない壁だと思い込んでいることがないかも点検が必要です。

 新たに就任された増田総務大臣からも励ましていただきました。地方自治の現場で実績を上げた方がダイレクトに総務大臣に抜擢・就任されたことは意義深いことと思います。地方自治の志の総体が国政である分野は、考え方の転換が必要です。中央集権から地方分権への心のシフトです。増田大臣の奮闘を期待し、我々も現場で精一杯良い自治を目指したいと思います。
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by hi-kaito | 2007-09-04 23:13