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嚶鳴(おうめい)フォーラム

 28日は、嚶鳴フォーラム(於赤坂ANAホテル)に出席しました。主催は、上杉鷹山公の師、細井平州先生の生誕地である愛知県東海市です。PHPやANAが大きな手助けをしておられ、13市が童門冬二先生の進行で郷土の先人の功績と教えを活かした街づくりを報告しあいました。二宮尊徳の小田原市、山田方谷の高梁市、佐藤一斎の恵那市、上杉鷹山の米沢市、雨森芳州の対馬市、佐久間象山の長野市などは皆さんご存知と思います。

 来年の第2回フォーラムは、中江藤樹先生の生誕400年にちなみ、高島市で9月27・28に開催を目指すことになりました。単に陽明学の祖としてでなく、藤樹学、藤樹心学としてその広がりや繋がりを手繰っていきたいと思いました。そして大きな活力に育てていこうと議長と話し合い、一緒に中締めの挨拶に登壇しました。

 色々な取り組みの中で、藤樹先生を敬愛し、地元が続けてこられた史跡の保全、ボランティアの案内や立志祭、セミナーなどは、全国的にも素晴らしい取り組みであることが浮き彫りになりました。了佐てらこや小学校の取り組みには、後のパーティーで質問者が相次ぎ、食事が出来ないまま帰途につくことになったほどです。高島は素晴らしい処です。

 丁度、今日・明日と日本武道館では、全国少年武道(剣道)練成大会が開催されています。今日は今津と新旭。明日はマキノの少年剣道チームが全国の舞台に立ちます。今日の結果は
存じませんが、朝稽古などを重ね、指導者も子どもも精一杯の努力をしてこられたことに最大の賛辞を贈ります。
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by hi-kaito | 2007-07-28 21:36

絶対的全国的医師不足

 27日は、10時から国土交通省へ地籍調査費の予算化や市町村の支援について要望に参りました。これは、高島市が滋賀県の地籍調査推進の会長、近畿の副会長があたったことによるのですが、三位一体改革から交付税等が削減され合併で人件費と職員の削減に取り組んでいる渦中にあって、とりくめば地域の予算と人件費に負担が増える今の方法論ではなかなか優先して取り組みにくい困難な課題です。近畿の会長の和歌山県の有田市長は、今津町のご出身でいつも引き立てていただいています。

 さて、続いて福祉自治体ユニット(加盟99市町村)と地域ケア政策ネットワークの総会と研修会に出席しました。今回は特に地域医療をテーマにした内容で、まず厚生労働省保険局総務課企画官の大島氏による「医療政策の方向性について」。今後一定改善される気配が感じられるものの、我々の医師不足の切迫した情況に対して具体的な話がなく、市町村長から意見が相次ぎました。私も医師不足の現状と、救急医療がぎりぎり状態であること。それを継続する医師・看護師の確保などは、国がもっと責任感を持つべきと訴えました。
 
医師である岩手県の熊坂宮古市長の「地域医療の現状とその取り組み」の話は極めて明快で、「日本はOECD192カ国中、医師数は63番で(看護師数は28番)経済規模に比べて極めて医療スタッフが少ない。医師は10万人足りないのに、医師不足を国が公に認めていない。絶対的医師不足を解消しない限り10年15年後はもっとひどくなる」と指摘。介護保険から集まった勉強会ですが、団塊の世代の高齢化は更に医師を必要とすることもあり、地域医療を緊急テーマに加え、医師の充足に協力して更に強く声を上げていきます。
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by hi-kaito | 2007-07-28 21:34

「のぞみ」に乗って

 夏休みに入り、新幹線も子どもさんやお母さんの子ども連れの姿が多くなりました。

 今週は、東京への出張が3回もあり、また夜の懇談会なども3度とタイトなスケジュールですが、県のお取り成しのお陰で、高島で新規に企業活動を展開してくださるよう、ご挨拶に伺い高島市の魅力や特徴を説明させて頂く機会に恵まれています。一朝一夕で成果がでるほど簡単なことではありませんが、人間として学ぶこと感じることが多くあります。

右肩上がり経済発展から成熟型経済にシフトした今、企業さんも改善の努力を重ねられ、長期的な視野で将来を展望しておられます。人口構造、産業構造、自然環境、教育問題。何もかもが新たな局面に入っていることを思います。役所の外にある意思が段々大きな塊となって時代を動かそうとしているのかもしれません。

 「お互い様とお陰様が対流する環の郷たかしま」の話は、一流と誰もが認める企業人の方々が真剣に聞いてくださいます。決して青臭いと仰るのではなく、いまこそ大事なことを目指すべきで農林漁業が存続し、人と自然の関係性が永続的に成り立つ社会を創っていかなければ日本の未来はないとまで仰ることもあります。

 自分の言葉で語れない不平や不満を口にするより、自分の人生や体験、そして夢を豊かに語る時間を増やしていきましょう。三方善しは、今をときめく企業のなかに実践されていることを目の当たりにする仕合せを感じています。
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by hi-kaito | 2007-07-27 09:26

常省先生

 今日7月23日は、299年目の常省祭で藤樹書院において祭典を行いました。儒式に習い初献(市長)・亜献(議長代理渡辺副議長)・終献(上田高島藤樹会長)とお酒を注ぐ儀式を行い、続いて全員が順番に焼香をし、その後、教育長が導師になり孝教拝誦をいたしました。昔の寺子屋みたい?で今に通じるいにしえの教えを素読(声を出して読む)することは心洗われる清清しい体験でした。

 特に藤樹先生が日課にされた孝経は、「身体髪膚これ父母に受く、敢えて毀傷せざらんは孝の始めなり」などのくだりが有名ですが、父を敬するように、また母を愛するように世の人や社会に尽くすように説くくだりもあり約50人の参加者が一斉に素読しながらきっと夫々に受け止めたことでしょう。

 さて、今回の祭典の主である弥三郎は、(藤樹先生の三男で兄2人が早世したため教えを継いだ)生後50日目で藤樹先生が亡くなり、後に熊沢蕃山のとりなしで、備前岡山藩の池田光政公に仕え、藩校の学校監まで勤めるが幕府の心学忌避により、31歳で辞し一旦小川村に帰り藤樹書院を引き継ぐも、30年前に幕府が容認しないため大溝藩によって解散させられた障りがまだあったのか、ほどなく京都に移り、そして「常省」と名のられるようになったとのことです。後に対馬藩で学校奉行を勤め、父と同じ喘息を病んで藩を辞し、京都で学塾を開き、62歳で小川村に帰られ、1ヶ月後に生涯を閉じられたそうです。

 この常省先生を偲ぶと共に、書籍や遺品を虫干しなどしながら村人が今日まで守り続けてこられた祭典に感動・感謝せずにはいられません。きっと「常に省る」と名のられたお人柄とお気持ちを慕い続けて来られたのだろうと思った次第です。藤樹書院界隈は、とても静かに時間が流れ、地域の方々のなかに感じるものがあると思います。一度お訪ねください。
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by hi-kaito | 2007-07-23 17:59

現在地確認

小中学校では、今日が終業式。明日から夏休みですね。子どもも時間を切り刻まれていると云われていますので、ぜひ自然のリズムに入って様々な体験をしてほしいと思います。高島で大人の皆さんも自然の時間に身を委ね、心の調整をなさってください。

 昨夜は、マキノの地域審議会。一昨日は太田区での「こんにちは市長です・まちづくり懇談会」。今夜は、朽木で地域審議会と地域の皆さんの声を直接承る機会が続いています。合併による成果が見えにくい上、高年者控除や定率減税の廃止など特に高齢者に応える国の税制改正などと重なり負担感・圧迫感・不満感を増幅させているようです。
 
 行財政改革を進めて参りましたので、まず391億円に膨れ上がった借金は、今年度から削減していけるようになりました。防災や教育、環境、観光振興はじめ3年目になって合併した組織はようやく有機的な連携もでき、更に目標を共有して動けるようになってきたと感じています。

 最も関心の高い高島病院の再生についても、病院と行政が直接意見交換を重ねるなかで溝が埋まり、信頼関係が再生するとともに改革改善が進んで来ました。何事も現状を包み隠さず説明し、そこからどうするかを一緒に考えることしかないようで、近道や特効薬はないということを思い知りました。そして副市長が良い例で「本気の人」が道を切り拓いていきます。

 現懇談会は、様々な要望も承りますが、一緒に現在の立ち位置を確認し、これからの登山計画?を共有する作業のようです。今夜は一層言うより聞くを大事にしようと思います。2時間で分かり合えないこともありますし、獣害などは途方に暮れるほどですが、直接話すと何かが解ける(融ける)気がします。
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by hi-kaito | 2007-07-20 17:23

疾走する若さ

 今日は、「劇団うりんこ」が安曇川にある藤樹の里文化芸術会館で「パイレーツ・オブ・花山田小学校」を上演してくださいました。この芝居では、高島市出身の平山真由美さんが9人のキャストのうちの一人として大活躍されており、若者が自分の夢にまっしぐらに突き進んでいるその姿がキラキラしているのです。

 昨年と今春に続き3度目で、今回のストーリーは海賊?に、「やる気」や「休日」、「婚期」「責任感」などを奪われた花山田小学校の人達と主人公の平山さん演じる小学校5年生の鈴木照子さんの織り成すスペクタクル?(あまり分からずに使っている)です。

 この舞台のメッセージは、ミヒャエル・エンデのMOMOと重なり大いに共感します。エンデの時代より一層深刻さが増す現代の有り様を風刺し、子ども達を1時間40分釘づけにして流石プロと思われる身のこなしでエネルギッシュに展開し、問いかけられたと思いました。

 何といっても生の舞台、役者さんの生命力溢れる空間に取り込まれ、多くの子ども達が、身を乗り出して見入っていたことが理屈抜きに素晴らしかったと思います。正に、本物の力ですね。私も娘が所属するガールスカウトの一行で鑑賞しました。幕後の舞台ツアーもあり、貴重な機会に感謝します。この影響力も偉大な地域教育力の一つですね。

 同じ時に新潟、長野では地震です。災害を忘れる前にまたしてもです。お見舞いを申し上げます。無理なこじ付けかもしれませんが、災害を乗り越える力、克服するチームワークの養成は体験を共にし、共感的人間関係を結ぶことからに他ならないと思います。
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by hi-kaito | 2007-07-16 22:57

守る力

今朝6時に台風4号に対する警戒本部を解散する知らせが入りました。私は、自宅待機で、総務部長、支所長をはじめとする関係職員が河川の増水に目を光らせ、また、山間部では枝一本で光ファイバーケーブルを切断することもありますので気を配り、気の抜けない一夜を守り通してくれました。

 また、昨日、消防操法大会に出場した消防団関係者も、慰労会などを控え、台風に備えてくださっていたのです。いま、青空が見え、朝日が差し込んできました。お陰さまで、有難いことです。今回の台風は戦後7月にきた台風では最強とかで、これまでに大変な雨量でしたので、本当に心配をしていました。被災地の皆様、また、深刻な被害を蒙られた方々に心からお見舞いを申し上げます。大変です。

 さて、昨日の午後、台風迫る雨の中、平成19年度消防操法訓練大会が高島市消防本部で開催されました。消防自動車の部に6チーム。小型動力ポンプの部に7チームが出場され、訓練の成果を競われました。高島市は、ボランティアの約500人の消防団員と、プロの消防職員約100人に守られています。感謝。

大会結果は、消防自動車の部 優勝 新旭第1分団 2位 今津第1分団 3位 朽木分団   小型ポンプ 優勝 朽木分団  2位新旭第2分団 3位新旭第1分団 4位マキノ第1分団 

最優秀選手(①②③④は○番員の最優秀選手、敬称略)
消防自動車の部 指揮者 大藤 淳 ①桒原 聡  ②土岐哲史 ③杉生 出 ④吉田貴弘
小型ポンプの部 指揮者 村田哲雄 ①宮澤俊喜 ②藤原幸博 ③上原真哉 
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by hi-kaito | 2007-07-15 07:21

台風接近 備え確認を

 台風4号が迫っています。市役所では今日の11時から台風に備え万全を期すために会議を持ちました。土日になりますが連絡体制もしっかりと確認し、建設業協会はじめ災害時に力を貸していただく業界団体とも連携し、備えることにしています。6月の大型台風は地球のバランスの狂い故なのでしょか。

 さて、河川や土砂崩れ対策、避難勧告などは市役所が担当いたしますが、個々のご家庭においては、是非「我が家の防災」を、地域ではいざと言う時どうするのかを確認してください。また、自分の家を後にして出てくださる方のお家について、是非ご近所でお支え頂きたくお願い申し上げます。備えをし憂いを少しでも小さくして台風襲来に臨んでくださいね。

 14日の夜半から15日の模様ですので停電の備えも必須ですし、家の周りに風で飛ばされる物が無いか確かめが必要です。無事を祈りつつ、何が起こっても助け合い最善を尽くす以外にはありません。総合防災課では既に地図を広げ、精鋭たちは大変引き締まった顔で備えを確認してくれています。選挙の担当者は看板、農家はビニールハウス、管理放棄地の高い木など色々と心配事は尽きません。・・・・・明日の午後は、市消防ポンプ操法大会です。

「台風に備える」ページがありましたので紹介します。
http://rescue.yahoo.co.jp/check_03_01.html
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by hi-kaito | 2007-07-13 18:14

昨日、今日、明日

正午過ぎ、出張先に緊急電話が入りました。予期せぬことが突然襲い掛かってきます。大変な雨で、朽木の小川地区や大津市の梅ノ木などで土砂崩れによる通行止めの事態になりました。お陰さまで今回は関係者のご努力で夕刻までに復旧ができました。鴨川では通報水位になりましたので用心して副市長をリーダーに警戒本部体制をとってくれました。いざというときは腹の据わった現場のリーダーが頼りです。台風が迫ってきていますので油断なきように備えを致します。

 さて、昨日は今津椋川の学校を民間企業によって活用してもらおうと、企業を訪問しご挨拶をしてきました。国の特区事業として、文部科学省の規制を緩和し、通信制学校のスクーリングの拠点として灯を点そうとするものです。早ければ来春の開校を地域の活力に繋がるよう、高島市の教育的な刺激になりますよう念願しています。予定では、7月中に特区認定書を総理官邸で受けることに成っています。後日詳細をご報告いたします。

 また、一昨日の今津西区での懇談会は率直な意見交換となり、市長、副市長、教育長の給料も合併前の町長、助役、町教育長の水準のままで、合併して上げていないことや、出張手当も全廃しましたので1円も受け取っていないことなど現状の説明ができ、黒塗り公用車への誤解など山より大きな猪が出ている誤解も解けたように感じました。また庁舎はじめ合併時の合意項目の現在情況などに対する説明が足りなかったことも実感しました。やはり対話を繰り返していくことが大事ですね。
 
 今日は、全国文化的景観地区連絡協議会で一関市に来ています。高島市もこの7月の重要文化的景観地区の指定を受けようと申請を予定していますが、課題の指摘も頂き、早速カイゼンをして申請を間に合わせたいと思います。なにより、地域で汗と祈りによって創られてきた景観の価値を保全していけるよう、更に気持ちを入れて詰めていきます。宇和島市の40度もある斜面に段々畑を作ってこられた文化的景観には、圧倒されました。来年の全国大会はその宇和島市に決定しました。
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by hi-kaito | 2007-07-12 21:57

滋賀のチョウチョ

 8日の午後は、ちょうちょの会主催のセミナーに参加しました。3年前に「早稲田大学大学院の北川正恭教授の講演から、北京で蝶が羽ばたけば、カリフォルニアでハリケーンが発生するかもしれないカオス理論のごとく、まずは自分が羽ばたくことを決意した志の高い人々の集いです。自分を変え、周りを変え、組織を変えていこうとの研究会の参加者が200人を越えた事には目を見張りました。この給料をもらわずとも気張っている意欲を既成概念や閉塞した制度によって押しつぶさないことが大事ですね。

 選挙の開票事務の短縮は、全国運動になってきました。この絶妙の運動ポイントによって、具体的な成功事例の積み重ねが全国で起こり、自治体職員の感動的な達成感の獲得と質の高い事務をする責務の自覚がなされ、公費の大幅削減に繋がっていることは、何よりの事例です。さて、「参議院選挙で開票時間短縮に取り組まない自治体が怠慢で目立つよ」とは北川談。

ちなみに、高島市の平成18年度選挙事務では、
知事選     1,686万円余
県議補欠選    877万円余
統一地方選    200万円余 (3月計上分)で 計2,764万円返還しています。

4月の統一地方選の開票時間は、52分で全国で21位と報告を受けました。(ぜひとも高島市の職員を褒めてやってください)
佐賀県では、平均開票時間が53分だったそうです。不感症ではいられません。「もったいない」の極めて分かり易い事例ですね。
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by hi-kaito | 2007-07-09 11:55