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圧巻! 淀川工業高校吹奏楽部  

 日曜日の午後、MOAの表彰式を中座して、今津の市民会館へ急行しました。淀川工業高校の吹奏楽部のコンサートです。30分遅れで入場するや否や指揮の先生が「市長が・・・」と話題にされ、どこにいますかと手を上げる羽目に。約束はしていなかったものの、間に合ってよかったとホッ。

 びっくりしたのは演奏です。サスガの流石!日本最高峰の高校吹奏楽部の奏でる音楽に皆んな圧倒され且つ陶酔し、会場一杯の聴衆(切符完売御礼)が満足しているのが伝わってきます。観客も吹奏楽関係の生徒さんが多い様子で、様々な演出にも抜群の反応です。

 熱心な先生の指導に出会い、100人を越える若者がこんなに爽やかに、満面の笑顔で演奏をするようになる。この事に、教育の素晴らしさと人間を育てる団体活動の醍醐味を感ぜずにはいられません。私も素直に興奮しました。
 そして、指導にあたっておられる丸谷先生のお母さんが高島市の深溝ご出身ということで先生もこの地で少年時代の多くの時間を過ごしておられ、先生も私達も嬉しさを分かち合った気がします。

 コンサート終了後も、どの生徒さんも「ありがとうございました」と気持ちのよい笑顔と挨拶で、小学5年生の子が淀工へ行きたいなどと言い出す様は、色んなことが伝わったのだと感じました。これは市民会館関係者の魂の入った仕事です。助役流にいうと「志事」ですよね(11/29部長会での言葉)。本当に多くの方に喜んで帰って頂きました。有難う。お疲れ様。
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by hi-kaito | 2006-11-30 00:26

美を創る

 26日の日曜日は、第2回高島市美術展並びにMOA青少年美術展の表彰式に参列し、素晴らしく力強い作品の数々に感動しました。市の美術展は今年は朽木が会場でした。玄関を入るや工芸の部門で素晴らしい作品が並び、絵画、写真、書道、彫塑どれも息を呑む力作ばかり。

 子ども達の作品を見ていると、本当に元気が伝わってきます。農業のポスターに貸して欲しいと思う作品もあり、保育園児の作品にも大変驚かされ、この感性を大事に育って欲しいと思いました。

 同じ時を生きながら戦争の絵を描く子ども達がこの地球上には多くいます。日本は平和であるのに悲しい事件が多いことはとても残念です。自分を表現することの出来る歓びを更に発揮していってほしいです。円空仏の傍らに笑顔で勤めよと教えてくださる作品もありました。びっくりしましたが、感激でした。ありがとうございます。

 さて、滋賀県薬剤師会の研究会に出席し地域ケアの素晴らしい事例を学んだのち、MOA美術展の表彰式に市長賞を手渡しました。小さな芸術家は壇上で恥ずかしそうに賞状と楯を受け取り、会場一杯に詰め掛けたご家族も満面の笑みです。自分は素晴らしいと思える機会がもっともっと持てたら高島は更に嬉しいまちになりますね。おめでとうございます。

 美を通して、社会を導こうとされた岡田茂吉翁の志に、多くの子ども達が励まされています。
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by hi-kaito | 2006-11-30 00:13

四高桜(しこうざくら)

 高島市の南部、高島町の萩の浜から安曇川町の近江白浜にかけて走る湖岸道路沿いに、昭和16年にこの沖合いで遭難した11人の旧制第四(だいし)高等学校生を追悼する四高桜並木があります。かつて千本の桜が学校の関係者や遺族、そして地元の人々によって植えられ、また追悼の歌「琵琶湖哀歌」が歌い継がれ今日に至りました。

 とはいえ、65年を経過し、枯れた木も多くなり、また県道の拡幅工事で撤去する必要に迫られ、4年前に高島町の今西観光協会長らによって四高桜(しこうざくら)を守る会が発足し、DNAを受け継ぐ桜を挿し木で増やし、新しい道路沿いに植える計画が進められ、25日の植樹式を迎えたのでした。

 4年間多くの市民のボランティアによって、桜は1.5mほどの若木70本に育ちました。晴天のなか嘉田滋賀県知事、金沢大学副学長はじめ多くの想いのある人々によって道路わきの広場に植樹されました。光栄なことに桜の添え木には植樹者名のプレートが付けられました。今後、手続きをして四高桜公園と名づけ末永く保存していくこになりました。

 四高のOBは、背中に校章を染め抜いた袖なしのエンジ色の法被を纏い、植樹し、昼食会では高らかに応援歌を歌い、追悼歌で友を偲ばれました。居並ぶ28人のうちお二人が亡くなった漕艇部の学生さんの思い出を語られ、歴史の事実が目の前に繋がることを感じました。

 亡くなったことは残念ですが、桜を植え、65年も守ってきた人がおり、その心情が共有される場に立会い、耳を疑うニュースばかりの日々のなかで、久しぶりに人の世の暖かいものを感じさせていただきました。
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by hi-kaito | 2006-11-26 18:17

フランス・イタリア的活路

 今回の清渓セミナーで最も印象に残ったのは、日本が貿易収支で赤字なのは、中国や韓国、台湾、そしてドイツやアメリカでなく、フランスとイタリアで、繊維・ファッション製品やワイン、チーズ、パスタ、水などの農産品を購入していることによる。日本は、アジアの中で、フランスやイタリアのようなポジションになることが大事で、地方の農山漁村が大きな可能性を持っているのだというものです。

 東京や大都市は景気が良くて、地方が景気が悪いとマスコミが報道しているのは適切でなく、都市部は、売り場面積は増えているが、収益は下がっており、雇用も縮小しているとのデータは以外でしたし、札幌や福岡のほうが税金からみる売り上げは伸びていることが示されました。
 そして、地方でも大型店が進出するほど地域が沈んでいる実態や、そんな中で定価販売のコンビには伸びてきたことを示し、固定観念を大きく揺さぶられました。

 農を基盤に、都市住民や増加するアジアの富裕層にどんなアプローチができるか。馬路村の組合長さんが「ゆずを売るより村を売る(PRする)」ことで、交通の大変不便な高知の山の中で、大きな夢を描き、こだわり挑戦し続けてこられた事例は圧巻でしたし、絶妙な取り合わせで考えさせられました。

 合併事例の報告会では、どこも大変ななか頑張っていることを共有しました。高島も健闘していると思える数字が多かったですが、総務省の交付税課長の講演に明るい材料はなく、さらに今後5年から10年に迫りくる厳しい未来でした。発奮するしかありません。
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by hi-kaito | 2006-11-26 17:46

人口減は環境再生のチャンス

 日本生態系協会が主催される人口減少社会に焦点をあてた環境問題を考えるシンポジウムに出席しました。人口の減少社会に入りましたが、その実感の色合いが違います。国は人口減少局面ですが、私達の滋賀県は、埼玉、沖縄と並んで人口が増えているそうです。何年先かの詳しい議論は分かりませんが、減少に転じる順番が最終だろうといわれています。

 今回のセミナーは、人口が減少する中で、自然を再生する方向で都市計画や地域再生を考えようとするもので、ニューヨーク郊外のイサカでエコ・ビレッジを作ってきた方の事例報告や岩手県の増田知事の話、続いて高島市の環の郷を目指すまちづくりの事例(ナラ枯れ、真竹のテングス病の様子や水を汚さない生活文化など)を報告しました。そして、生態系協会の池谷奉文会長が総括されました。

 高島市は、平成12年から5年目の平成17年の国勢調査で人口が1,505人減少しました。滋賀県の13市の中で2市が人口減少で県の一般論にならないもどかしさばかりを募らせていましたので、別の角度から元気を出して取り組むよう励まされた気がします。とはいえ、交付税が1.9億円から2億円減少するとのことに対して、色々な克服努力をしていきたいと思います。

 農村部の自然も悲鳴をあげているなか、多くのコストがかかる都市の部分的自然回復に踊らないで欲しいとも思いました。今回、生態系協会が調査されたなかで、EUなどが大変具体的な生物の多様性を守る農業政策を採用していること、そして日本が国際社会で環境面から適正な農業政策をとるよう迫られていることも知りました。農を語る力を養わねばなりません。
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by hi-kaito | 2006-11-26 17:26

灯りを点す人に

 師走へ猛スピードで向かっているかのようです。毎晩懇談会などがあり、酒席も織り交ざりハードな日が続きます。

 そんな中で、社会福祉法人「虹の会」の10周年にお招きを頂き、授産施設アイリスの設立の苦労や、それまでの無認可の共同作業所「わかあゆ」「大地」両作業所の歴史が紹介されました。夫々の功績を認め引き継いで大きな家族になったと総括され、とても嬉しく暖かい気持ちになりました。

 「暗いと不平をいうよりも、すすんで灯りを点しましょう」貴瀬さんが最後に引用された言葉です。(ちょっとうろ覚えですが)外国の牧師さんの言葉とのことですが、会場の全ての方がそんな働きをしてこられたのだと感じました。記念冊子には、功労者として無認可時代を支えられた、森田三治さん、久保啓子さんを偲ぶ文章もあり、高島の障害者福祉を支える幾つもの流れがここに集まった感じでした。歴代の役員さんはじめ関係者の皆さんありがとうございました。

 さて、10月から始まった障害者自立支援法は、現場で大きな戸惑いをもたらしています。財政力の弱い高島市でどのように支え、励ますことが出来るのか、適正な折り合い点を模索することが、お互いの理解に繋がると思います。国の頻繁な政策変更は、地方での理解が追いつかず、変えっぱなしになりかねません。

 第1次三位一体改革は、補助金の廃止にはならず、補助金の引き下げで関与が残ると言う困った結果となり、地方分権よりも財政緊縮に終わったと言うのが、全国市長会でのパネラーの意見でした。今秋から財政状況を説明する懇談会を始め、4地区を訪ねました。それぞれに成果があり、共通理解の大切さを痛感しています。
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by hi-kaito | 2006-11-20 23:00

事業仕分け

 11日の土曜日は、昨年に続き事業仕分けを実施しました。今年は財政諮問会議委員さんやまちづくり委員さん、そして公募委員さんら地元市民によって仕分けをすべく準備されました。昨年対象としなかった事業と施設の在り様を対象に5グループで意見を求めました。コーディネーターは、事業仕分けを創ってきたともいえる外部から招聘したメンバーです。

 全体像を示さずに道路の路線の仕分けを提案したりと課題も見えましたが、改めて行政行為の意義や客観的な評価、説得力のある説明ができるようにまで整理できているかが試されました。
 市民委員さんの熱心さと質の高さに賛辞が贈られましたが、説明者が地元では当たり前とか、分かっているはずで済ましているこを説明できず課題が見えました。藤樹記念館から朽木村のステーション・オアフ、新旭の武道館にいたるまで設立の経緯や必要性を十分に説明が出来ず、よってどのような運営を目指しているかが確認されておらず、その空き時間の有効活用など税金の投資効果を最大にする努力の喚起は指摘されてみて分かることでした。

 まったくの素人の質問ほど怖いものはないと申しますが、仕分けにおいても、素朴な質問ほど答えに窮する様は、個人と組織の錬度・熟度不足を認めざるえません。しかし、敢えてこの場に臨みまな板に乗る職員も大切に評価して頂きたいと思いますし、敢えて厳しい切込みをしてくださる方にも感謝致すものです。

 少なくともこういう場があれば、既得権者にモノが言え、新聞を賑わす汚職や裏金を産みにくい体質になるのではないでしょうか。ご参加いただいた皆さん、有難うございました。結果を確りと受け止め、よく考えてこれからの行政執行と来年度予算編成にあたります。
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by hi-kaito | 2006-11-15 13:02

日韓青年市長会

  さて、7日の夕方から8日の午前と参加した青年市長会は50歳までに就任した市長の勉強会です。現代表は今夏の藤樹セミナーで講師を務めていただいた佐賀県の多久市長。前代表は全国道路整備促進連盟の会長であり、来年即位1500年を迎える継体天皇が開かれた樟葉の宮の枚方市長。そして今回のホストの我孫子市長は、市民自治のトップランナーで、市民側の提案で指定管理などに公共サービスを開放することを始めたり、自治基本条例を市民と共に創り上げていく実践をされている方で、地方分権を積極的に市民自治に結び付けようと挑んでいる時の人です。

今回のトピックスは、韓国の青年市長会の市長、郡守、区庁長さんら16自治体の首長と随行あわせて42名の訪日団と「地方分権と自治体経営」をテーマに基調講演や政策の報告、そしてパネルディスカッションを持ったことです。よく似ていると云われる自治制度の土台の上に、違った自治の成果を積み上げている点にお互い学ぶところが多いというのが片山鳥取県知事の総括です。兄弟の間柄にも例えられる歴史を大切にし、もっと隣人として協力共励していこうということです。

 韓国は、首長が公選制になってまだ十数年です。3期目を迎える郡守が財政が厳しい地方の自治体で世界蝶エキスポをする事例を発表され、基調講演の片山知事が、「北栄町はスイカしかないと世界スイカサミットをしたところ、市場価格が値上がりしただけでなく、世界のスイカが集まり、結果世界の種が集まって、種子バンクや遺伝子銀行につながり大きな成果をもたらしたとエールを贈られました。
 
 二日目は、柳宗悦と民藝運動について日韓の参加者で講義をうけました。民衆が職人として日々打ち込む中から高みに至った作品や芸能そして暮らしの生活文化の尊さを再確認しました。
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by hi-kaito | 2006-11-14 18:09

市民の病院

 9日には、全国自治体病院危機突破大会に出席しました。産婦人科、小児科、麻酔科など全国的に不足している医師の確保に国が一定の責任を持つことや、医師不足で救急や宿直の頻度が上がり過重な負担を強いることになっている現状は病院を持つ自治体だけでは解決しきれないことであるので、医師の養成、地方や救急を一定支える制度の導入なども提案されました。

 湖北総合病院のから参加された高月町長とお隣になり、県に対し湖北・湖西の病院に対する政策的支援を働きかけていこうと約束しました。

 病院の経営改善や患者サービスの向上のための取り組みの体制が定まり、青野院長を本部長に、山内助役を副本部長にして病院と市役所が同じ方向を向いて改善努力する体制が整いました。医師、看護師、薬剤師、技師、事務職など全ての人の心がけが変化をもたらします。

 また、11月2日には京都大学病院へ小児科の医師派遣の継続をお願いに参りました。教授には時間を割いていただき、青野院長と共に小児科の3名体制を守っていけるようにお願いいたしました。穏やかに話を聞いていただきました。多くの病院からの要請があるとのことですが、現場の医師も大変気張っていただいていおり、入院ができる体制が維持できるよう努力を続けます。

 高島病院は、市民みんなの病院です。そして市外からももっと来て下さる病院にしていきましょう。
 
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by hi-kaito | 2006-11-14 17:43

山や田んぼに介護保険が必要だ

 7日の朝は、千葉県の我孫子市(あびこ)で朝を迎えました。ホテルの12階の窓からは広々とした武蔵野平野が見渡せ、何と富士山までくっきりと見えます。一部緑が見えるものの、見渡す限り企業のビルやマンションです。
 この景色の中で考え・働いている圧倒的に多くの人達が政治、経済、マスコミなどの権力の中枢を形成し、地方を知らない人も地方政策を動かしています。地域のことは地域が決められることの大事さを痛感します。

来春からの新たな農地、水・環境政策に当たっても現場の思いを訴えています。大規模化しにくい周辺の耕作に手間のかかるたんぼなどが多様な生き物のゆりかごであり、日本的な景観を守っています。絶滅危惧種になってから大きな予算を投入するより、耕作実態に即した制度を織り込むことが出来ないものでしょうか。日本一律制度では守れないものを大切にする制度がセットでないと禍根を残すと思います。

  財政的にもこれまでの生産調整(減反政策)は地元負担がありませんでしたが、来春からは農地水環境保全制度となり国2分の1県と市が4分の1となり、高島市には約6,000万円余の新規負担が発生する内容です。田んぼの多い町は総じて財政力がありません。田んぼの多さに比例して負担が多くなる制度は、三位一体改革を受け懸命の改革努力をしている地方の自治体にとって大変厳しいものです。

 人口の1,505人減で交付税が約2億円減。この6,000万円はじめ、国・県からの制度変更で地元の負担に振り向けられたものが二桁にはなります。今でも市民の不満感は高く、地域に財政の内容を説明に歩き始めました。農政では、県にも甲賀市と共同要望をし、政策的配慮を求めています。
 
田んぼや山をケアする介護保険制度的仕組みが必要だと思います。
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by hi-kaito | 2006-11-14 14:39