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水プロ発表会

 本日、高島市立マキノ西小学校で「水に賢い子」を育てる通称「水プロ」の成果発表会があり、参観しました。12人の3年生が水をテーマに1年間色々な体験や研究・勉強をしてきたことを約2分30秒づつ個々に発表したのですが、どの子もしっかりと自分の体験を整理し自分の感覚を表現するのでもうびっくりでした。

 B&G財団の総合的な支援のもと、ホタルやビワマス、水質の調査、ボートやカヌーの(転覆も含む)体験、着衣泳や水の事故を無くす体験も盛り込まれ、正に地域の環境と教材をフルに活かした総合学習というのがもっともふさわしいと思える内容でもありました。ホタルも昼の研究だけでなく幾晩もウォッチしていたり、高齢者に昔のことも聞いたりしていましたし、ゲンジ・ヘイケボタルの生息環境の違いなど勉強したことと、観察・体験したことが体に学びとしてそなわったんだと実感しました。
 ビワマスの採卵体験では「プニュプニュしていて、思ったより力が要った」。知内川を上流から4箇所季節を変えて水質検査をした女の子は「鮎の産卵後の死骸が目に付いたのでBODが高かったのだと思う」「科学者みたいで楽しかった」などと体験ならではの言葉がほとばしっていました。

 更にもっとも楽しかった思い出にバナナボートで転覆したことや、カヌーの水上を滑るように進む経験が語られました。ライフジャケットの効果と安全への備えや心構えも見事に自分のものにしていました。最初の頃は水というキーワードに連想できるものが2つだった子が、49もの生き物や覚えている感覚を書いていました。体験が子どもを育てることえを目の当たりにし、先生方の陰の努力や、保護者各位の協力が一層貴く思えます。ご支援くださった皆様有り難うございました。
by hi-kaito | 2008-02-22 14:09
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