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おじいちゃんは水のにおいがした

 今森光彦さんの「おじいちゃんは水のにおいがした」が第56回小学館児童出版文化賞を受賞されることなり、贈呈式のご案内を頂きましたので出席しました。この賞は昭和27年から児童文化の振興に寄与する作品を選び顕彰してこられており、歴代受賞者は私でも知っている著名な方ばかりです。今年は市川宣子さんの「ケイゾウさんは四月がきらいです。」との2作品が選ばれました。

 審査員代表の講評では、今森さんのこの作品が高く評価され、「本を開けると本当に匂いがする」とまで仰り、審査員のお一人の河合雅雄先生も笑顔でお祝いを述べられました。今森さんは、受賞者の挨拶でモデルとなった田中三五郎さんとの10年ほど前の出会いから、「命を育む水」のこと、高島に残されている琵琶湖や自然と活かし合う人と暮らしのことを話され、私達の身の回りにはとても大切なことが潜んでいるのだと教えられました。

 会場では、かつて里山ジャンボリーでお世話になった「あべ弘士」さんや「角野栄子」さんと再会できました。お二人とも高島のことを覚えていてくださり、角野さんは広報を読んでいるわよと元気はつらつで話しかけてくださいました。
 
 丁度全国青年大会の開会式の日でしたが、加賀市でのラムサール条約登録市町村会議に出席するため早朝、羽田から小松へ飛びました。加賀市長の熱心さに引っ張られ湿地のワイズ・ユースについて取り組みを意見交換し、片野鴨池宣言を採択しました。全国では釧路湿原の釧路市から漫湖の那覇市まで53市町村が加盟しています。田んぼも湿地として登録されるようになったことはナイスです。但し2万羽以上の飛来などが条件でハードルは高いのですが。

 来年度から3年間、高島市が会長を仰せつかることとなりました。高島の生活文化はワイズ・ユースの面からもきちんと見つめると素晴らしいものが浮かび上がってきそうです。何から始めましょうか。
by hi-kaito | 2007-11-09 20:51
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