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副市長二人制 否決

 本日の定例議会最終日に審議された高島市副市長定数条例案は、全会一致で否決となりました。
 提案理由は、
1.まず合併から3年目を迎えるに当たり、今年度末に勧奨退職20人を含む41人の退職予定があり、大きな組織内の変化が予想され、城代家老の副市長が必要とおもうこと。
1.目下の大問題である高島病院の再建に取り組むためには人間関係の要となる人材が必要 であり、現場で汗をかくことなしに改善は難しいと考えていること。また、医師や看護師を確保するための人が大事なこと。
1. 来春からの税源委譲や農業政策の大転換を迎えることなど、外的な大波に立ち向かう体制の必要さを感じていること。県からの権限委譲も始まります。
1.市民の皆さんの負担が増加していることや、職員には給与の引き下げ、手当ての全面カットなど厳しい現実に色々なストレスがたまっており、もっと意思疎通をはかっていく体制をとりたいこと。

 合併後の自治体で助役を2人にしておられる事例もあり、内政と外交を分担したり、総務文教系と産業建設系の事務を分担したりと方法は違いますが、2人制を採用することは、民間企業の専務、常務をおく形態をみても、異例ではないと考えています。

 今回の出来事は、議案書を配布する全員協議会の日に出張が重なり、提案前に丁寧な説明ができなかったことが、結果を決定づけた観があり、残念です。財政難の自治体だからこそ必要と考え提案した議案は、議会の理解を得られませんでした。

 
by hi-kaito | 2006-12-21 18:35
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