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孔子学園高島学堂設立

 11月1日に桜美林大学孔子学園高島学堂の設立式典をもち、桜美林大学孔子学園の佐藤理事長と協定書に署名し、高島市と桜美林大学の協力で、中国語と中国文化を学ぶ孔子学園の地方機関を開設することを公式に盟約いたしました。

 これは、中国政府が世界で100の大学に孔子学園を設置する政策を展開されるなか、日本で開設が決まっている5大学のなかの桜美林大学の高島学堂という形で、本格的な中国語や中国の文化を中国政府のバックアップで学べる機会と機関が出来ることになりました。

 桜美林大学の創始者は、高島市新旭町北畑出身の清水安三翁であることはこれまでも書いてまいりましたが、かつて故郷に短大をと計画され、その折には実らなかったことをずっと残念に思っておられたとのことで、その意志を継承される幹部の方々のご理解により、大学などの高等教育機関がない高島市に、より高度で多様な学びの場を何とかして作って行きたいとの願いが結実したものです。

 桜美林大学と提携されている上海の同済大学にも繋がることにもなり、カリキュラムを本格的なものに育てていければ、桜美林大学や同済大学にも編入できるような展望も開けていきます。
 21世紀は、グローバルな繋がりのなかで展開していきますし、アジアの時代でもあります。中国語を学びたいとのニーズは高く、今や学問や経済活動の必須アイテムといっても過言でないと思います。北京オリンピックという上げ潮も相乗効果となるでしょう。高島にも中国からの研修生が多数いらっしゃり、中国との取引をなさっている企業も数多くあります。これからの若者の可能性を考えても、大変幸運な出来事と感謝を申し上げます。

 雪が融ける頃に幾つかの講座が始まる予定で、これから詰めの段階です。まずは、藤樹記念館を拠点にし、生徒募集と事務は高島市。講師の派遣と講師の選任は桜美林大学孔子学院という役割分担です。

 今回の式典には、桜美林学園理事長始め桜美林大学孔子学園の関係者の皆様。駐日中国大使館公使、大阪総領事、並びに同済大学からもご参列頂きました。中国政府としても公式な門出を祝福してくださいました。式典では十分なことが出来ませんでしたが、学ぶ意欲と成果で報いたいと思います。これから宜しくお願いします。有難うございます。
by hi-kaito | 2006-11-08 00:11
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