清水安三育英基金

 高島市には、奨学金制度が3タイプあります。高島屋奨学金は創始者の飯田新七翁が今津町出身であることから百貨店の高島屋さんに創って頂いた制度です。清水安三育英基金は、戦前は中国で学校を興し、戦後は、東京都町田市で桜美林学園を創立された新旭町出身の、清水安三先生に創って頂いた制度です。そして市が資金を充てている奨学金制度があり、これは高校生も対象にしています。

 さて、今日は清水安三育英基金の面接・審査会がありました。作文と面接ですが、成績と家庭の経済状況も考慮します。この時期に募集をし、内定するのは、本当に経済的に困っている学生が、(他の制度も活用することを可としている)、諦めることなく自分の目指す学校に挑戦できるように、希望が持てるようにとの願いからです。

 応募は今津、朽木、新旭からの3人でしたが、3人とも素晴らしい若者でした。うち二人は、脳と心臓という違いはありますが、自分の病気の体験と支えてくださった人との出会いにより、医療関係の学校に行き、作業療法士やレントゲン技師を目指したいと決心を語ったのでした。もう一人の若者は、国際舞台で発展途上国の医療の向上に働きたいと、小学生から持ち続けてきた夢とそれを実現するために、明確な意思で3年間勉強してきたことを語りました。

 三人とも清潔な身なりで、男の子は、制服のズボンの膝に継ぎがあたっていて、本人の誠実さと重なり家庭の温かさまで伝えているように思いました。15分ずつのドラマでしたが夫々に高校生活を精一杯送ってきたことが伝わってきました。

 高島市には、素晴らしい若者がいるのだと実感でき、面接に参加させていただいたことに感謝しています。桜美林学園からも二人の先生がはるばる来て下さり、形式的でない、実のある審査でした。この育英基金は、事情で2人の延滞者はいますが、返済しない人は未だ一人もありません。
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by hi-kaito | 2006-09-09 23:32
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