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合併の波

 29日は、東京で道路整備推進全国大会(日比谷公会堂)とダム所在市町村全国協議会の理事会(全国町村会館)に出席しました。三位一体改革の推進や地方分権の流れと、従来型の省庁・県の組織的な構図が生み出す全国○○大会との距離感がだんだん広がっているように思います。

 何と、ダム所在地全国協議会の役員が、会長は1月合併、副会長の2人は2月、3月の合併で失職されることとなり、後任の選考がされました。常任理事、監事も相次ぐ失職で在任期間の長い順に繰り上がり繰り上がりで近畿ブロックの常任理事が私に回ってきました。今、自治の現場では善い悪いはさておき、大きな変化が起こっているのです。

 全国組織の事務局や役員体制は、能動的変革が起こりにくく、例年どうり、慣例に則りが殆どで、理事者がイニシアチブを発揮しない組織は時代の変化に後手後手になっていることが見えてきます。官僚任せ、事務局任せ、職員任せ、国任せ、県任せの「お任せ民主主義」が真っ向から問われる局面に入っています。

 市内でも行政の関係する組織の幾つかに、同様のことが感じられます。そもそも何のためにするか。どういう陣構え、役員配置、組織運営が適切かを絶えず改善・工夫をするものですが、昨年並みの予算は当たり前、ともかく真面目に事務処理することが使命とワタシタチは思ってきたのではないでしょうか。

 船は、急旋回しませんが明らかに改革の舵は切られています。どこへ向かうか。まずは、お任せでなく、自分で考えることを始めなければならないと思います。
by hi-kaito | 2005-12-02 09:53
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