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清渓セミナーより

 第10回清渓セミナーに来ています。会場は神宮の森の国立競技場や神宮球場に並ぶ日本青年館です。昨日・初日は、片山鳥取県知事と長野県泰阜村(やすおかむら)松島村長のお話でした。第1回は約30名で立ち上がったこのセミナーも160名(議員さんが圧倒的に多い)を越えました。感慨一入です。何と最初は、経費が足りなくて実行委員長10万円。発起人らが2万円を出し合って決算したドラマもありました。

 さて、片山知事には、昨年の行政改革から議会の変化を題材に依頼してあったので、「改革はわが身から」と鳥取県議会が立法の府へと変化していった様子を丹念に話してくださいました。

議論の力を信じ根回しはしない。三役・議員は指定管理などの対象法人の役員にならない。政務調査費の透明化による信頼回復。議案修正の日常茶飯事化・議員立法による政策の具現などなど。

それに伴い議会事務局に法務の専門性の高い職員を配置し議会の政策立案力の要望に応え、事前に結論の決まっている議会やセリフが決まっている運営から卒業する話もありました。予算の編成過程や議員の口利き案件の文書化と対応経過がネット上に公開されるなど個々の研鑽が問われるものでもあり、自治の方向が感じられるものでした。

松島村長のお話も、地域の納得のありようを正直に求めておられる姿が共感をよび、田中知事の誕生と他市でおこった議会議決後の体育館建設反対運動による執行断念などで民意を強く感じ、これからの自治への“覚悟“をなさったことが伝わってきました。

これから、2日めに出発します。今日は、明石要一先生(青少年教育)、岡本全勝総務省大臣官房総務課長(三位一体の行方)、穂坂邦夫前志木市長(これからの自治体の姿)、そして福岡政行先生をコーディネーターに岡本・穂坂両氏のパネルディスカッション。いざ
by hi-kaito | 2005-11-23 08:29
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