虫干し拝見

 本日、荒谷山財産区の古地図や古文書などの虫干しに案内を頂き、伺いました。30畳くらいの畳の部屋一面に、江戸時代の文化元年などと記され、隣の村との境界確定をした和紙の絵図面と資料が並べられ、何十メートルもある巻物の顛末文書などを拝見しました。

 隣村が勝手に炭焼き小屋をつくり、山の材を勝手に伐採し「狼藉至極」などと墨蹟鮮やかな達筆で書かれています。面白かったのは、賄いの内容を記述した書類の綴じものに、代官所から現地調査に来る役人をもてなすため、絹の布団を一流れ買ったことや、酒2斗にナスや瓜などを購入したことが記されていることです。

 膳所や信楽の多羅尾の代官所などからも現地調査に来ているとのこと。図面の正確さや命がけで村域を守っっていたこと。それらの争議が裁判のように裁かれていたことなど、江戸時代に生きた先人たちの息遣いが感じられるようでとても楽しい時間でした。

 そして、何より、地元の方々が代々きちんと虫干しをし、保存してこられたことが素晴らしいことです。高島市内のそれぞれの地域の深さを大切にしたいと思いました。それはそれは色鮮やかな絵図でした。
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by hi-kaito | 2005-07-26 19:10
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